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社内に新しい文化を落とし込む

社長が学んだことを会社に落とし込むとき、だいたいの場合で反発が起こります。

なぜなら、社長は学んだことをいきなり結論で指示しがちだからです。

例えばなんですが、サブスクリプション型のサービスを始めるとします。その時ほとんどの社長さんが「うちも月額制サービスをやるぞ!なんか流行りらしいし。オンラインサロンなんかいいんじゃないか!?」と、勝手にことを進め出します。

ですが、肝心の社員はチンプンカンプンです。なんでサブスクリプションをやるの?まだ仕事を増やさないといけないの?社長はなにが目的なんだ?なにを聞いてきたんだ?と、頭の中がグルグル状態になります。

なので、「社長がまたなんか変なものを学んできた」と冷たい目で見てしまい、距離ができてしまうんです。

じゃあ、どうすれば社員に理解をしてもらえるのか?というと、やっぱり順を追って説明するのが非常に重要なんです。具体的にいうと、社長自信が「あ、これ会社に必要だな」と思えるようになった経緯を、その順番通りに全て話すということなんですね。

つまり、セミナーで聞いて必要制を感じたのなら、セミナーで話してた内容を全て話す。本から必要制を感じたのなら、どのように読み進めたのかを全て話すということです。

そして大事なのは、「なんでセミナーに参加しようと思ったのか?」という、そもそもの部分を伝えてあげるということなんです。

なぜなら、その“そもそも”の部分には、社長だけが見えている会社の問題点があるからです。そこの共有を行わないと、社員が一丸となって問題に対処するのは夢のまた夢となります。

とはいえ、もちろんミーティングを重ねることも重要なのですが、やはり物事を伝える順番というのは、とても大事です。

1、結論を言う
2、なぜそれをやろうと思ったのか理由を言う(現状の問題点なども踏まえて)
3、どんなことを学んだのかを言う
4、どんな理想を描けそうなのかを共有する
5、具体的な施策を伝える

このような順番で話をすると、だいたいは突飛もない提案でも少なからず理解を示してもらえるようになります。

あとは、トライアンドエラーの精神で、社内でミーティングを重ねて1つ1つこなしていく。これこそが、社内に新しい文化を落とし込む鉄則だと考えています。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。