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ポテチとコーラが時給を上げてくれたワケ

「またポテチとコーラか…」

デスクの上、空になったコーラのボトルが私を嘲笑うように転がっている。

Mac Bookの横で無残に空になったポテチの袋。
その横には、買おう買おうと思い続けるも未だに
買うことのできていない目薬の空箱。

ファネル専門家として独立して8年。

私の理想は、洗練されたワークスペースで、
スムージー片手にサクサクとデザインワークをこなす
スタイリッシュでクリエイティブな毎日だったはずだ。

いつまで経っても食に無頓着。

先日も、サラダチキンとヨーグルトの棚の前で3秒ほど迷った末に、
カゴに入れたのは、ポテチとコーラだった。

「意識高い系? 若気の至りだね」

自嘲気味に呟きながら、パソコンに向き合う。
集中力を持続させるために、せめてもと、
間接照明とアロマを焚いてみる。

しかし、そんな小手先の努力も虚しく、
マーケティングのアイデアは一向に浮かんでこない。

焦燥感だけが、私の周りをぐるぐると回る。

「もう、今日はダメだ…」

諦めにも似た感情とともに、ポテチの袋に手を伸ばす。

パリッという軽快な音、そして、舌に広がる塩気と油。
ああ、分かっている。体に悪いことくらい。
分かっているけど、やめられない。

しかし、不思議と、一口食べ終えたあたりで、
頭の中がクリアになっていくのがわかった。

「あれ…?もしかして…」

ノートとペンを取り、頭に浮かんだことを書き出してみる。
すると、止まらない。

クライアントワークで行き詰まっていたデザインのアイデアが、
堰を切ったように溢れ出てくる。

私はこの時、ポテチとコーラを手に、重要な気づきを得たのだった。

これは単なる現実逃避ではない。
私の強み、才能を最大限に引き出すための、
重要な儀式なのかもしれない―。

「好き」は最高の燃料:ポテチとコーラがもたらすフロー状態

「好き」の力は偉大だ。

仕事で行き詰まった時、
無性にポテチとコーラが恋しくなるのは、
単なる逃避願望だけではないのかもしれない。

心理学の世界では「フロー状態」と呼ばれる、
極めて集中力が高く、生産的な mental state が存在する。

「明確な目標」
「適切な難易度」
「行為と意識の統一」
「活動に対するフィードバック」

ミハイ・チクセントミハイはこのように
フロー状態への入り口を示している。

私にとって、ポテチとコーラを食べるという行為は、
まさにこのフロー状態への鍵だったのかもしれない。

パリッとした食感、口の中に広がる塩気と炭酸の刺激…
五感を満たしてくれるこの時間は、
仕事へのプレッシャーから私を解放し、
心地よい没入感を与えてくれる。

脳科学的に見ても、この効果は説明できる。

ポテチとコーラを食べるという行為は、
脳内物質ドーパミンを分泌させ、
脳を活性化させていると考えられるのだ。

ドーパミンは、意欲や快感、集中力を高め、
パフォーマンス向上に貢献してくれる。

さらに、好きなものを食べるという行為は、
ストレスホルモン、コルチゾールの分泌を
抑制する効果もあるという。

つまり、「ポテチとコーラ = リラックス&集中モード突入」というわけだ。

私にとって、これ以上のスイッチがあるだろうか?

あなただけの「フロー状態」起動スイッチを見つけよう

ポテチとコーラが私にとってのフロー状態への切符だとしたら、
あなたにとってのパスポートは何だろう?

それは、決して特別なものである必要はない。

あなたの心をワクワクさせ、
時間を忘れさせてくれるものなら
なんでも良いのだ。

五感を震わせる音楽体験

心が躍るようなリズム、魂を揺さぶるメロディー…
音楽は時に、私たちを日常の喧騒から解放し、
別世界へと連れて行ってくれる。

モーツァルトを聴くと集中力が高まるという
「モーツァルト効果」のように、音楽が脳に直接働きかける力を
持つことは、多くの研究結果が示している。

物語の世界への没入

お気に入りの小説の世界に深く入り込むこと。
ページをめくる手が止まらなくなるような、あの感覚。

それは、単なる娯楽を超え、あなたの創造性を刺激し、
新たな視点を与えてくれる貴重な体験となりうる。

熱中できる趣味との出会い

写真、旅行、スポーツ、あるいは、ちょっとニッチなコレクション…

あなたを夢中にさせる趣味は、最高のストレス解消法であると同時に、
思わぬ才能を開花させるきっかけになるかもしれない。

新しい技術を習得したり、共通の趣味を持つ
仲間と出会ったり、趣味を通して人生が
豊かになることも多いだろう。

さあ、あなたも、あなただけの
「フロー状態」起動スイッチを見つけ出し、
その世界に飛び込んでみよう。

そこには、きっと、想像を超えるワクワクと、
あなたらしさを開花させるヒントが待っているはずだ。

「好き」を仕事にする: あなただけのストーリーを紡ぐ「点と線」の法則

「好きなこと」を仕事にする――。

誰もが一度は夢見ることかもしれない。

しかし、現実は厳しく、進むべき道は霧に
包まれているように感じることもあるだろう。

「今の自分の“好き”が、仕事に繋がる未来なんて想像できない…」

そんな風に、感じる人も実際問題多いと思う。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、
スタンフォード大学の卒業式での伝説的なスピーチの中で
こんな言葉を残している。

"You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backward."
(将来を繋ぐことはできない。過去を振り返って繋ぐことしかできない。)

何度耳にしても、オレの人生からはこんな言葉は絶対に出てこないと絶望する

彼は、大学を中退し、興味の赴くままにカリグラフィーの
授業を受けたことが、Macintoshの美しいフォントデザインに
繋がったと語っている。

そう、未来の成功を事前に設計できる人など、どこにもいないのだ。

だからこそ、まずは目の前の「好き」に、全力で向き合ってみよう。

たとえそれが、周りから見て無駄に思えるような寄り道に見えたとしても。
たとえ、その道の途中で、失敗や挫折を経験したとしても。

また、世界中を熱狂させるゲーム「Minecraft」を
生み出したマルクス・ペルソン。

彼はこうも語っている。

"I don't have a grand plan. I just do what I think is fun, and I try to do it well."
(壮大な計画なんてないんだ。ただ、自分が楽しいと思うことを、うまくやろうとしているだけだよ。)

ほんまどう生きたらこんな思考になるんだ

彼もまた、幼少期からプログラミングにのめり込み、
ゲーム開発に没頭する日々を送っていたという。

彼の「好き」は、やがて世界中の人々を魅了するゲームを生み出し、
彼自身の人生をも大きく変えることになったのだ。

彼らのように、あなたの「好き」という点と点は、
必ずどこかで繋がっている。

たとえ、今はその繋がりが見えなくても、自分を信じて歩み続けること。

それが、あなただけの、唯一無二のストーリーを
紡ぎ出す「点と線」の法則なのだ。

「好き」から始まる、未来への第一歩

「ポテチとコーラ」
それは私にとって、単なるジャンクフードではなかった。

クライアントワークに行き詰まり、焦燥感に駆られていた時、
ふと口にしたポテチとコーラが、
私を「フロー状態」へと導き、想像以上の力を引き出してくれたのだ。

そして、この出来事は、自分の「好き」に向き合い、
情熱をビジネスへと繋げるための
大きなターニングポイントとなった。

「好き」を仕事にする。

それは、決して簡単な道のりではないかもしれない。

しかし、自分の「好き」を信じること。
「好き」を突き詰めること。

その先には、きっと、あなただけの成功ストーリーが待っているはずだ。



って、んなわけあるかぁ!!!!

ポテチとコーラだぞ!?
何が起爆剤だ!最高の燃料だ!

わしゃ、もう39歳のアラフォーなんよ。
ちょっと食べすぎた次の日にゃ、すぐ腹が
ポヨポヨタプタプになる、純度100%のおっさんなんよ。

飽和脂肪酸と塩分、果糖、ブドウ糖の
神話的ハーモニーは、もうおっさんには
高嶺の花なんよ。

でも、やっぱり最高なのはのり塩だよね。
いや、堅揚げポテトの九州しょうゆも捨てがたい。

そういうことなんだ。

理想と現実のハザマで、哀愁闊歩を繰り広げる。

刮目せよ。

これが、おっさんというものだ。

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。