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例えばアパレルオーケストラ。(例え好きw)

お仕事もあと1日!そろそろ第九の練習でもしますか。
(第九の聞きたいとこって10秒くらいよね)

はてさて私は「例え好き」なんですよ。誰かに何か伝えるときも聞くときも相手がわかりやすいことに例えたり、言い換えてみたり。常に直感的に身近で似たようなものに置き換えて考えてしまいます。

そんな日々消化していく「例えば」の中で15年くらい前に思いついた最高傑作の「例えば」があります。それが

「例えばアパレルオーケストラ。」

アパレル の内勤者の流れの一貫を、お客様に演奏を届けるオーケストラに例えます。

まず作曲、全てはここから初まります。
やはり作曲するのはデザイナー。人々の心打つ譜面を生み出すことが何よりも大事ですね。曲を生み続けるのは本当に大変な事だと思います。ときにはMDや仲間と相談するのも良いでしょう。

MDはコンサート全体の構成とスケジュールを作ります。お客様を掴む曲、飽きない流れ、最後の大歓声をイメージして曲の順番を組み上げます。
営業はやはりお客様を集めます。集め方、宣伝の仕方これがやはりメインの仕事ですね。誰がvip席なのかどのように迎えるのか、お客様の満足度に関わってきますね。

そしてここからさらにアパレルらしく
演奏者は各工場さんたちなんです。演奏者さんはホルンが得意とかヴァイオリンが得意とか、得意な個性とテクニックと情熱で成り立ちます。
その楽器を作るのが設計職人パタンナーさんになります。いい音色を奏でる楽器はパタンナーさんの腕によります。
1ミリを拘った線が面となり、面が集まってひとつの美しい曲線をもつ楽器になります。音の質に直接関わります。
そして指揮者は生産管理なんです。各演奏者(工場)さん達にどこでどのパートを奏でるか指揮します。全体の構成を考え、デザイナー作曲家さんの意思を表現し、ときには強弱を指揮し、ときにはパートの入れ替えを指揮して曲が流れていきます。

そうしていろんなプロが関わりひとつのコンサート=1シーズン(秋冬とか春夏)を作り、お客様に届けます。

これがアパレル オーケストラです!

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この「例え」15年変わりありません。例える事によって一見地味で目立たなかった「生産管理」の重要性が見えてきます。全部重要ですけどね(^^)

いろいろアパレル 会社に行くと「ここはいい演奏者ついてるな」とか「ここは指揮者いないなぁ」とか感じます。

この「例えば○○オーケストラ」どの業界でも当てはめられるんじゃないかなと思っています。私は詳しくない業界を当てはめることはできないので、みなさん自分とこの業界の仕組み当てはめてみたら何かが見えてくるかもしれませんね。


それでは第九の練習続けましょか。

Seid umschlungen, Millionen!
Diesen Kuß der ganzen Welt!

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厄年抜けきらないある時、天から降りてきた発明案。試行錯誤しながらそれを実現するまでの壮大な記録。笑