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ミリしら大学生がセンチしらに昇格!?『FGO 神聖円卓領域キャメロット(後編)』を鑑賞してみた!!【感想/雑談】

【前書き】

お久しぶりです。田中です。
以前、計4回にわたって、『神聖円卓領域キャメロット(ダイジェスト編)』に関する記事を書きました。
それから様々な交流がありまして、なんと今回、本編(後編)を鑑賞することになりました!
皆さんのおかげで、この私、ミリしらからセンチしらに昇格できました。本当に、ありがとうございます。

念のため、視聴前の私のスペック(?)を書いておきます。
・伝説/物語の知識→あり
(書籍等を読みながら勉強中です)
・Fateの知識→なし
(伝聞程度。ミリしらする程度にはミリしらです)
・ゲーム/アニメ等の知識→ほとんどなし
(最近はパワプロしかプレイしていません。ちなみに、パワプロにも伝説ネタがありますね)
・伝説を基にした小説の知識→まぁまぁあり
(あるっちゃ、あるかな……)

今回は、好きなシーンや面白かったポイントなど、映画についてゆる~くまとめたいと思います。

それでは、どうぞ!

【全体を通して(感想)】

・面白かった!!
感想としては薄すぎるが、純粋に面白かった。最近は、アニメも映画もほとんど観ていなかったので、1時間36分、しっかりと視聴できて満足した。
戦闘シーンが多かったのが、楽しく観れた要因だと思う。「さすがアニメ!」といった感じで、壮大で迫力のある演出だった。特に必殺技の威力がケタ違い。

・意外とSF!?
これは本当に驚いたのだが、世界観がかなりSF。なので正直、細かいところまでは分からなかった。ピラミッドがビームを発射したり、空中都市(?)ができあがったり……。とにかく、SF要素が多々あった。
アーサー王伝説は、意外とSFと結びつきやすい。私はSFの分野には詳しくないのだが、機会があれば読んでみたいなぁと思っている。

・伝説の部分は、おおよそ把握できた!!
伝説を基にして物語を作る場合、整合性を取りながら、オリジナル要素を入れることになる。これが非常に難しいのだが(あまり離れすぎると、「名前が同じだけの別人」になってしまうから)、この映画はその辺りが上手だったように思う。「このネタは、あれがモチーフなんだろうなぁ」と、分かる部分が多かった。
特に驚いたのが、「反転」のギフトを授かったトリスタンの描写。確かにトリスタンは、継母に毒殺されそうになったり、戦闘で毒槍を食らったり、死因も毒殺だったりする。だから反転すると、毒が無効になるのだ。これはすごい!

【田中的・印象に残ったシーン Top3!】

第3位【ランスロットの拠点のシーン】
戦闘シーンが多かったので、逆にこういう場面が印象に残った初心者。
しかも、ダ・ヴィンチの姉ちゃんも復活してたしね! 「はぁ~い♪」
円卓の騎士は何人か出てきたけれど、ランスロは割と王道っぽい感じがした。あと、イケメン。さらに、強すぎる(鋼の身体)。
女性と戦うことは、彼にはできない! マシュちゃんは呆れていたが、あれが普通なのよ、物語では……。

第2位【モードレッドVS三蔵法師】
「罰はね、罪の重さから心を救うためにあるのよ」
この言葉、すごく心に残った……。そして、必殺技の演出が美しかった。
モードレッドが「円卓の騎士の罰」について語っていたが、確かに私も、皆が少しずつ悪かったと思うタイプ。伝説の中では白黒つけなければならないが、メタ世界にいる私たちは、必ずしもそれをする必要がない。白でも黒でもない、灰色でも良いのだ(……あれ、何の話だっけ?)。
そんな伝説があってからの、三蔵法師の言葉。当事者ならば刺さるだろうなぁ……。
「口だけじゃねぇ坊主ってのも、いるもんだな」
……モードレッド、最後の戦いのときに、「坊主」にグダグダ言われたもんね。

第1位【ロンゴミニアトVSアガートラム(エクスカリバー)】
やはり、クライマックスは演出がすごい。特に、ロンゴミニアトの必殺技が(このシーン、ユグドラシルみたいなの、出てなかった?)。
ベディヴィアの物語は、ここで終わりを告げた。1500年もの間、ずっと彷徨っていたんだもんなぁ……。これが、何とも言えない。

ベディヴィアの周りには、3が多い。3は魔術の数字とも言われる。

ベドウィルは槍の名手で、1撃で9人の敵を倒した。
ベディヴィアは3回目にして、エクスカリバーを返還した。
湖の乙女は、エクスカリバーを3回振って、湖へと還った。
FGOのベディヴィアは、1500年もの間、アーサー王を探し続けた。

そのベディヴィアが、最後に「4度目」を望んだ。
3ではなく、4を。
……何だか、詩的になってしまった。

【気づいたこと/もっと知りたいこと】

・獅子王と「ウトナピシュティムの大洪水」
ダ・ヴィンチの姉ちゃんの話によると、獅子王は「神となった存在」だそう。彼女は人々を選別し、そして何やかんやしようとした(ここら辺、ちょっとよく分からなかった。多分、1からやり直す的な感じだとは思う)。

このような「人類を一掃する」というパターンは、神話の中でもよく登場する。そのルーツとも言われるのが、メソポタミア神話の「ウトナピシュティムの大洪水」。その他、インド神話の「マヌの洪水」も、旧約聖書の「ノアの箱舟」も、ギリシア神話の「デウカリオンの大洪水」も、全て人類を滅ぼすことを目的としている。神が人を消し去り、新たな世界を創るのだ。

・円卓の騎士の関係性について
何度か視聴して気づいたのだが、ベディヴィアが円卓の騎士を呼ぶとき、主に3つのパターンがあった。

・ガウェイン卿、モードレッド卿、ランスロット卿
(いつも「卿」呼び)
・トリスタン
(呼び捨て)
・トリスタン卿
(山の民がトリスタンと戦う前、ベディヴィアがトリスタンに会った場面)

ベディヴィアとトリスタンは、他の騎士よりも親密だったのかな、と思う。
理由は分からないが、何かあったのだろう。
ランスロとアグラヴェインも、同じく。

・アグラヴェインの地位に関して
アグラヴェインは「補佐官」で、王の片腕的な立場に見えた。中々面白い設定。映画以前の円卓の騎士は、一体どのような感じだったのだろうか……。Fateの「アーサー王伝説」を、もっと知りたい。

・ブリテンの「アーサー王」に関して
アグラヴェインがランスロと戦っているとき、彼はこのように言った。

完成された国家に、アーサー王なぞ、都合の良い支配装置にすぎなかった」
は理想の王だった」

アグラヴェインの話す「アーサー王」とは、一体誰のことなのだろうか?
「彼」と言っているから、男の方(?)のアーサー王なのか?
アーサー王が即位した時点で、すでに「完成された国家」だったのだろうか?

……アグラヴェイン、彼は謎が深すぎるぞ!

【ズバリ! 好きになったキャラクターは?】

三蔵法師
――アーサー王伝説と関係なくて、すまんな!!

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