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雑記(Vガン メモ)

こんにちは、田中です。

ここ最近、「機動戦士Vガンダム」をダラダラと観ていたのですが、つい先日視聴し終えたので、簡単にメモしておきます。


「機動戦士Vガンダム」
は、ザンスカール帝国(サイド2)のベスパ軍と、レジスタンス組織リガ・ミリティアとの戦いを描いた物語です。
分類的には宇宙世紀に該当するのですが、どちらかと言うとアナザー作品に近い雰囲気です。
まぁ、アムロやシャアがドンパチやっていた頃から随分と時間が経っているので、今作のような「コロニー戦国時代」が台頭していても、別におかしくはないんですけどね。

今作の主人公 ウッソ・エヴィン(13歳)は、故郷のカサレリアがベスパ軍の攻撃に遭った折、大人たちの都合でリガ・ミリティアでパイロットをやらされることになります。

13歳のガンダム乗り主人公は界隈でも最年少の部類で、同年齢ではAGEのキオ・アスノぐらいしかいません。
とは言え、主人公組は15歳から17歳が多いので、まぁ誤差の範囲かもしれません(適当)。
こう考えると、08のシローとかNTのヨナとか、あそこら辺はおじさんになるんですかね……。

それはさて置き、この作品は屈指の重苦しさを誇っています。
戦闘描写が多いうえ、非常に生々しいです。

とは言え、子どもたちは無茶苦茶なことをしながらも、何だかんだで上手く生き残っていきます。
特にウッソとシャクティは、出番も多いため勝手な行動をしがちなのですが、自分たちは最後まで死なずに済みます。

それに対して、特にベスパ側の大人たちは、やること成すことが空回り。
ファラ・グリフォンが判決前にアイスを食べるシーンなんか、彼女の心境を考えると、美味いものもマズくなりますよ……。

個人的に気になったのが、クロノクル・アシャーという男。
彼は帝国の象徴であるマリア女王(マリア・ピァ・アーモニア)の弟で、ヒロインのシャクティ・カリンの叔父にあたる人物です。

帝国が女王を中心とした「マリア主義」(いわゆる宗教みたいなもの)を掲げ始めると、女王の弟であるクロノクルも厚遇されるようになります。

でも、こんな贅沢なポテンシャルを持っていながら、彼は作中を通して、全く何にもなれなかったんですよね。
それどころか、かの有名なカテジナ・ルースに振り回され、戦績も特にパッとしない。

現状や野心に振り回されているという点では、グレミー・トト(第一次ネオ・ジオン抗争)と似たような立ち位置なのですが、それにしたってクロノクルってやつは……。
まぁグレミーに関しては、脚本にも振り回され気味だったけれど……。

地味に印象に残っているのが、第37話のシャクティの台詞。
「きちんと生きれば、きれいに死ねる。でも今の地球は、そういう環境じゃない」
戦闘続きの作品だから、こういう小さな会話がより刺さります。

あと、歴代で最もハロが活躍したアニメでもあります。
子守りや白兵戦、更にはガンダムの操縦まで。
最早、マスコットロボの域を超えています。

で、個人的な感想なのですが。
「人が沢山死ぬから」とか「展開が鬱っぽいから」とかではなく、なんか妙に心がザラつく内容でした。
正直、もう一度最初から「見てください!」とシャクティに言われても、色んな意味で辛いしキツい。
強いて言うなら、とにかく戦闘戦闘って感じだったから、もうちょいベスパ側のキャラの掘り下げとか、そういうのが観たかったかな。

余談ですが、BGMは作品の雰囲気に合っていて、とても良かったです。
「夏に春の祭典を!」などは有名ですよね。

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