【デッキ紹介】Re:LIFE
オベリスクブルーのタナカです。
後ろの鳥はネイティオ。今回の記事で全く触れません。
皆さんはポケモンの道具で何が好きですか?
僕は回復きのみが好きです。
相手のポケモンを次の攻撃で倒せる圏内まで削った!と思ったらきのみで回復され台パンした回数も少なくないですが、これもポケモンバトルの醍醐味ですよね。
僕はそんな戦術が大好きでしてね。ふふ
ポケモン!ゲットだぜ!!!!
①デッキレシピ
ということでデッキレシピです。
冒頭でポケモン関連の記事だと勘違いした人もいるのではないでしょうか。
レシピは後半にもう一度載せます(優しい)
②構築の起源
当初は《時械神サディオン》を使いたいなぁ〜と漠然と考えていました。
「LPが4000になる」
アニメ遊戯王であればHPを満タンにする豪快な効果ではありますが、OCGのルールでは初期LPは8000。つまり半分ですね。ズコー
LPが4000以下の場合にしか発揮できないピーキーな性能かつLP4000というどうにも微妙な回復能力ですね。僕もサディオンもそう思います。
時に皆さんは「ハースストーン」というDCGのゲームをご存知でしょうか。
僕の一番好きなカードです。
ハースストーンを知らない方向けに説明すると、LPの上限が「30」のゲームになっており、LPが「0」になると敗北します。
ここら辺は遊戯王と酷似していますね。
この《アレクストラーザ》というカードは自分のLPを"半分"にするという効果で、味方リーダーを回復してリーサルラインの確保ができる素晴らしいカード。
一時は環境で猛威を奮っておりました。(この効果は相手のLPも半分にできるので、なんならそっちで活躍してたのですが野暮なので省略します)そこで遊戯王で同じようなことをしたいと考えた時に、似たような効果をしたサディオンに目をつけたというわけですね。
③メインコンセプト
ここでメインコンセプトを考えます。
今回のデッキは「LPが4000になったら何ができるか」に焦点を当て構築しました。
③-1 LPの補填
LP回復の旨みを考えた時、コストの補填が効くと考えました。
ここでP.U.N.Kを想起させました。
コスト上限故に長く息が続かないデザインですが、本コンセプトを用いればある程度テーマ性から外れた動きが作れそうです。
無論この問題が解決されれば《P.U.N.K.JAMエクストリームセッション》の強みを十二分に活かせます。
ちなみに《神の宣告》などの「LPの半分支払う」系のコストが変数のカードだとあまり旨みがないです。LPが2でも発動できちゃうしね。
というわけで、このP.U.N.Kのような固定値払うようなカードを軸に組んでみました。
そいつらは後々出てきますのでとりあえずコンセプトだけ覚えて。
③-2 LPの定数化
ここまでだと莫大な回復量を誇る《レッドリゾネーター》とかで良いので、差別化を図る必要があります。
昨今の決闘を俯瞰して見たとき、LP4000はかなり少ない数値になります。
そこで《活路への希望》や《死償不知》に目をつけました。
LPの定数化が起こると自分LP<相手LPの相関が作りやすくなります。
特に活路はLPコストも要求するので本コンセプトと相性が良い。
なに?相手がLPを減らしてきたらですって?
あ…
また、《闇よりの罠》の条件を満たしやすいのもいいですね。
スペックの高い上記罠の拡充札として大変重宝してます。
と、ここでエクストリームセッションと活路への希望から大量ドローがでるので、ドローと相性の良いカードを採用していきました。次項で説明します。
ちなみに、ちゃんと沢山ドローできるデッキになってる証拠があります。
ほらね
沢山ハンデスできてよかったね。ポエ^^
④ドローの恩恵
LPがエンジンになるので、エクストリームセッションと活路への希望のモーターを動かします。
その中で、ドローと相性の良さそう且つコンセプトに沿ったカードを探しました。
④-1 罠カード
闇よりの罠採用の都合上、罠カード周りで構築を纏めました。
即時セットできる罠はドローと相性が良いですね。
特に低LPを維持するデッキなので、防御札の枚数を増やすことで長く太く戦えるようにします。
展開妨害札として《イチロクの魔物台帳》に目をつけました。
ターン制限が無いのでダブっても使える点が大量ドローと相性が良いです。
尚且つ活路のバリューも上げてくれます。
《白銀の城の執事アリアス》は活路と相性抜群で、相手ターンにドローした罠を即時発動し、手数の確保と奇襲ができます。
④-2 P召喚
手札が増えるので例に漏れずP召喚による横展開と好相性。
しかしPモンスター達が魔法・罠ゾーンを埋めてしまうので③-2のカード群とでミスマッチ。そこで《ケンドウ魂KAI-DEN》を採用しました。
自身が手札に戻ることで魔法・罠ゾーンに留まることがないのが、既存コンセプトの邪魔をしないのが良いですね。
隣のスケールさえ確保すれば、毎ターンP召喚を担保できるのも強い。ちなみに相方は後述。
P召喚軸のもう一つ偉い点が、《軌跡の魔術師》にあります。
普段ならLPコストの重さ故に“カジュアル界隈では“嫌厭されつつあるカードのようです。知らんけど
本デッキではそのデメリットも解消されるので、採用意図としては申し分ないかと思います。
とりあえずここまでのまとめ
⑤コンセプト達成
そもそもね、安定してLPを4000にできなければ上記コンセプトも達成できないのですよ。
本コンセプトの根幹を担う役者として、時械神サデ《ライフストリームドラゴン》を採用しました。
効果ダメージをカットしてくれるのが地味強です。
S素材がなかなか厳しいですが、《赤き竜》で手っ取り早くS召喚できます。
スペルスピード2で出せるので、相手ターンにリーサルラインをずらしたりできるのも偉い。
比較対象として《パワーツールプレイバードラゴン》と《命の奇跡》がありますが、あちらは魔法・罠ゾーンの圧迫が本デッキと噛み合ってないので跳ね除けました。
ここで大事な点が、赤き竜+星8シンクロモンスターを揃える必要があることですね。
これはP.U.N.Kで達成することにしました。
P.U.N.Kを知らない方向けにかるーく説明しますと、レベル11と8のシンクロモンスターを並べて戦うカテゴリになります。
そこで《P.U.N.K.JAMドラゴンドライブ》からサーチ可能な《召喚師ライズベルト》を使い、レベルを+1増やすことでレベル11を12に変換。
これで赤き竜+シンクロ星8の盤面が作れます。
文字にするとハードルが高そうですが、実戦を通してちゃんと決まってますね。
なので舐めた口きくのも大概にしてください。
1ターン目はLPが8000あるので順当にP.U.N.Kの動きをして、なんだかんだ2ターン目にはLPが4000以下になるので上記の動きを狙っていきます。
2回目以降の赤き竜は、ライフストリームがチューナーであるので、レベル3か4の非チューナーとシンクロ召喚することもできます。
また赤き竜からサーチできる《くず鉄の神像》を使ってライフストリームもデッキに戻せるので、恒久的にギミックを動かしていけます。
⑥立ち回り
⑥-1 エースカード
ドローがいっぱいできるのでたくさんのエースを運用したいですよね。
そこで《魂のカード》を採用しました。
エースカードは1枚積みにして、魂のカードでそれらの2〜3枚目になるという構築をしました。
運用方法は、ライフストリームでLPを4000にして、攻守の和が4000のカードを引き込む感じです。
サーチ対象は下記のとおり。
中盤くらいに引き込むモンスターたち。
どちらもサイキック族でLPコストを要するカードなので、エクストリームセッションが反応するスペックです。
こいつらはP召喚から場に出します。
手札を大量に抱えるので後述する《スナイプストーカー》からカウンターを貯めやすくなります。
中盤くらいはイチロクで相手のLPを回復してしまうので、エクストラターンをつくってリーサル難を解消します。
自分のLPは4000以下がデフォルトなので、必然的に相手LP≦攻撃力の関係が作れます。まあ相手にダイレクトアタックできないんですけどね。
ssすると相手のダメージカットというお茶目なデメリットがありますが、ヴェーダのターンスキップや《立ちはだかる強敵》で問題を解決していきす。
そのほか多少のデメリットがありますが、まぁどのポケモンにも弱点は存在します。多めにみてあげましょう。
魂のカードのその他のサーチ先としてアリアスだったり、P.U.N.Kを使えばKAIDEN※もサーチできたりします。
※4000LPから600LPを支払い3400LPにする
サーチ範囲の広さから戦局に合ったカードを引っ張って来やすいので、ドローギミックと併せて手広く戦えますね。
⑥-2 リソース回復
ドローをするとデッキがなくなってしまいます…
そんな時にはリソース回復。
折角赤き竜とライフストリームのサイクルが作れるので、他のギミックも長く使えるようにしました。
そこで《パーペチュアルキングデーモン》と《魔界発現世行きバス》のセット。
どちらもターン1の制限がないので、パーペチュアルが2〜5の目を出せばLPが払われるたびに反応していきます。
このサイクルがコンセプトとも噛み合い結構お気に入りです。
あとは《貪欲な壺》ですね。
本デッキで運用する旨味としては、闇よりの罠や《トランザクションロールバック》で複製できるところです。
貪瓶って初手に引きたく無いので基本ピン刺しになりますが、試合が長引いた時に2枚目が欲しくなったりしますよね。
このデッキではどちらの問題も解決できますので、貪瓶の強さを最大限に引き出せています。
⑦残りのカード解説
デッキレシピを再稿(伏線回収)
大体触れてきたかと思います。
まだ未解説だけど解説し甲斐がありそうなカードを紹介します。
《時械神サディオン》
なんだかんだ採用してます。
ただ、こいつをサポートするカードは入れてないです。あくまでコンセプトの補強としての採用。
P召喚で召喚権と盤面のモンスターが余るので、こいつのアドバンス召喚も苦ではないです。
デッキに返したくない時はダークエルファイバーで無効化したりする。しないけど。
《スナイプストーカー》
パーペチュアルとP.U.N.KのLPコストから触れます。(守備が600なので)
P.U.N.Kが循環するのでパーペチュアルからssできる期待値も高かったりそうでなかったり。
まあ死償不知あたりから蘇生しましょう。
運用としては、抱えた大量の手札を破壊に変換します。当たり前のことを言っているが。
ヴェーダが同一チェーン上では1回しかカウンターが乗らないのですが、こいつは回数制限がなく単発で破壊を撒けるので一気に乗せられます。
あとドラッグルーオン(後述、こいつはヤバい)の発動条件を整えたりと、案外器用な役回りをします。
《英霊獣使いセフィラムピリカ》
《緊急テレポート》とドラゴンドライブに対応しているPモンスター。
このカードの採用で軌跡の魔術師へ移行できる確率がグッと上がりました。
実は当初、緊テレから出したライズベルトを軌跡の魔術師の素材をしてたのですが…
どうやら通常Pモンスターは素材にできないのでしれっとルールミスを起こしてました。その節は申し訳ございません。
ライズベルトが素材になれないということで採用されたのがこのカードというわけです。
一応ほかの使い方として、墓地の《セフィラメタトロン》を蘇生し《破械雙王神ライゴウ》にいける役割もあります。
ライゴウはジーグやスナストなどに反応して盤面干渉を行えるので、個人的にお気に入り。
このデッキ、相手のモンスターを破壊するカードを多く採用しています。
自分LP<相手LPを崩さないために、戦闘回数をなるべく減らそうという試みですね。
《巨神竜の遺跡》
赤き竜からライフストリームで任意のタイミングで縛りを設けたりします。
レベル1トークンを生成できるのでライズベルトのような役回りもできます。
制圧効果が自身にも適用されてしまう点で運用が難しいですが、このカードに拾われた試合も無くはないです。
《立ちはだかる強敵》
パーペチュアルなどを攻撃から守りながらサディオンやドレインドラゴンに特攻させます。
少ないLPで戦うのでこういう戦闘誘発系は強いです。
《インフェルニティヘルデーモン》
ついこの間入れたので使用感わかりません。
ドレインドラゴンが直接攻撃できないので(お茶目)その縛りを解除したり、自ターンだけ遺跡の縛りを解除したりして運用する予定です。
《No46神影龍ドラッグルーオン》
ドレインドラゴンがドラゴン族Xモンスターの効果でしか特殊召喚できない(可愛い)ため、渋々採用してます。
自分のフィールドにモンスターが存在しない時しか効果を起動できません。やる気あんのか。
前述したスナストやライゴウで盤面を整理してうまーく狙います。
一応コンボもあって、《閃こう竜スターダスト》と《熾天龍ジャッジメント》を並べ(⑤の応用)ることで、全体破壊からドラッグルーオンをXSして効果を起動できたりします。
LPが半分になるのでドレインドラゴンも火力も上昇しますしね。
まあ盤面を一掃してドレインドラゴンを出したとしても、そのターンは相手LPにダメージを与えられないんですけどね。
手札が潤沢にあるので、それらのカードで返しのターンまで粘って攻撃を通します。
まあ直接攻撃できないんですけどね。
⑧あとがき
以上です。
なんだかドレインドラゴンがメインの記事になってしまったかもしれないですが、お読みいただきありがとうございました。
使用感はかなり良いです。
LPが低い状態で立ち回るので安定性に欠けるかと思いきや、想像以上に硬かった。
実はフィニッシャーの問題でかなり頭を悩ませていました。
触れたくなくても触れねばならないですが、《サイコエンドパニッシャー》と頗る相性が良いんですね。
最初は採用してましたが、それまで練り上げてきたコンセプトの過程も全て無碍に返してしまうデュエルが多く、正直このカードは楽しい存在とは言い難かったです。
ライズベルト使って赤き竜出して〜とか以前にP.U.N.Kでコイツが出てしまうので、「LPを維持して戦う」コンセプトそのものを破壊してデュエルも破壊してしまいます。
そんなこんなでデッキそのものを解体しようかか悩んだこともありました。
そこでドレインドラゴンをフィニッシャーに据えました。なぜ
清々しいほどの完全劣化で、どう運用しようか日々苦悩してました。
ですが、このカードと向き合う内にデッキ自体も好きになっていったのは望外の幸せでしたね。
「好きなカードで勝つ」
理詰めで構築するのが好きなので、個人的にあまり響く言葉ではなかったのですが、僕がこのコンテンツを楽しむためにも欠かせない言葉だったのかもしれないですね。
〜あとがきのあとがき〜
サムネは友人の餅岡(X:towari_1129)に作ってもらいました。
ありがとう!!!!!!🙌
天才すぎませんか?
RSE(第三世代)産まれなので、懐かしさも相まって泣きそうになりました。
なんとな〜くこういうサムネにしたいという5点の要求を100点満点で返してくれました。強すぎる
細部まで拘ってくれまして、なんなら記事よりこっちがメインになってきてる気がします。侵食されてしまった。
あとなんでオベリスクブルーかといいますと、僕がブルベだからです。
以上です。
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