見出し画像

コーヒーは楽しい!- 絵で読むコーヒー教本 を読みました

どちらかといえば家では紅茶、コーヒーは喫茶店で飲むもの。コーヒーは苦味があって酸味はほのかに感じるのが自分の好みと思う程度。
ところがいつもとは違った散歩道、焙煎の香りに誘われて購入したコーヒー豆。淹れてみると甘くてチョコレートのような香りがして、今まで味わったことのないコーヒー。それがコーヒーに興味を持つきっかけとなった。

手始めにと選んだこの本は、「教本」としては文字が少なく、わずかに物足りなさを感じる。それでも中身はしっかりとコーヒーを教えてくくれる本である。絵本を読むように読み進めるが、案外と内容も濃い。自宅でゆったりとバリスタ気分を味わうための知識は十分身につくように思う。

それにしても日本はなんとも不思議な国。『世界で最も高価な特級豆を大量に買い付けている国でもある』と書かれていた。そんなにコーヒー消費国?そんなに高級志向?また、アイスコーヒーの淹れ方の一つに、「ジャパニーズ・アイスコーヒー」なるものが存在する。日本人は器用になんでも自分たちに合うようにアレンジすることが得意とするその一つでもあるようだ。

面白いと思ったのは、「フレーバーホイール」である。それはフレーバーの表現を定義つけるための指標であるらしい。円形・放射状にカラフルなカラーチャートのように描かれている。絵で読めて良かったと思えるページの一つでもある。カッピングのテクニックはなくても、自分がどの香りが好きか、チャートに照らし合わせて粉の状態の香りと淹れた時の香りを知ることはちょっとした楽しみの一つになる。

書き込みしながら読むスタイルの私には、紙に厚みがあってペンで書きやすい紙質で、絵が多いために書き込みする余白も多く、この本は多いに楽しめた。次のお休みには「モカポット」を入手して、『うまくいけばエスプレッソコーヒーに近い、力強く濃厚な味わいのコーヒーができる』というこの淹れ方を極め手みたいと思う。

コーヒーは楽しい! : 著作 セバスチャン・ラシヌー、チャングーレング・トラン 発売元 パイ インターナショナル

この記事が参加している募集

#私のコーヒー時間

27,045件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?