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プロジェクター天吊り③ 天井の構造チェック&工事計画
プロジェクター(XGIMI Elfin)を購入したので、
DIYで天吊り設置を計画します。
![](https://assets.st-note.com/img/1667274358579-R1GkJjBYog.png?width=1200)
4.5畳(内法で2450mm角)の和室です。
白い壁紙をスクリーン代わりにします。
天吊り位置はその反対側のなるべく壁ぎわ、正中ライン上。
プロジェクターの背面に、コネクタ挿抜と排気のための空間をとるので、
壁から20cmのところにプロジェクターの中心(ネジ穴)がくるように、
天吊り金具をつける。
電源は、同じ壁に2pコンセント(2口)があるので、
ここから分岐させ、HDMIの入口部もこのコンセントを利用しようか。
と、まずは脳内でざっくりと計画。
天井下地のチェック
まずは、天井の下地の状況を確認してから、
具体的な天吊りの計画を立てていきます。
天井や壁は「石膏ボード」(プラスターボード、PB)という、
もろい素材でできているので、
ある程度重量のある物を確実に取り付けるときには、
石膏ボードを取り付けるための「骨組み」である下地への固定が必要。
また、天井に電源やHDMIケーブルを引き出すための穴を設ける際に、
下地部分を避ける必要もあるので、
その意味でも下地の位置の確認は重要です。
下地チェッカーを使って、
ざっくりとした下地の走り方や位置を確認します。
チェッカーだけでは数cm単位の誤差があるので、
下地探しの針を刺してより詳細に確認しました。
マスキングテープを天井に貼っておき、
下地の位置を鉛筆で書き込みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1667276595361-aQbucYBEop.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667276734075-snjQbiJYvM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667279607564-KeV5SCXOVB.png)
壁に向かって縦方向に平行に、40mm幅の下地(野縁)が並んでいました。
基本303mmピッチのようですが、
正中周辺だけイレギュラーで120mm間隔と狭くなっています。
(引掛けシーリング用のアウトレットボックスがあるため)
また壁から30mmの範囲にも下地(ランナー?)がありました。
天吊り方法の検討
① 天吊り金具による天井への固定
② ライティングダクト(ダクトレール)
重量のあるプロジェクターであれば、事実上①の方法しかありません。
XGIMI Elfinは、1kg未満と軽量で三脚用の固定ネジ穴があるので、
天吊りの方法としては、①も②も選択可能です。
汎用のプロジェクター天吊り金具
プロジェクター用の汎用天吊り金具は多々あります。
プロジェクターに固定する「脚」の部分の自由度が高くて、
あらゆる機種に対応できる天吊り金具。
Amazon等で検索すると、非常に安価なものからあります。
これを取り付けるためには、天井の補強工事が事実上必須です。
新築ならば天井裏の見えないところに補強板を入れておけばいいのですが、
後付けで補強板を入れるのはなかなかの手間です。
天井の表側の見えるところにに簡易補強の板を張る方法ならば、
後付けでも作業は容易ですが、見栄えが今ひとつです。
なお、最新の「スパイダー3」だと、
天井に固定するプレートが大きく、ネジピッチが170mmなので
ウチの天井の120mm間隔の下地を跨いで、補強なしで固定できます。
ただ、XGIMI Elfin側に三脚用のネジ穴しかないので、
これらの汎用天吊り金具では取り付けられません。
三脚用ネジ穴に対応した天吊り金具
XGIMI Elfinのような三脚用ネジ穴を使って天吊りしたい場合、
「防犯カメラ用」の金具を検索するとヒットします。
これも天井の補強が事実上必須です。
ダクトレールを使った天吊り
下地をまたぐようにダクトレールを取り付ければ、
補強を追加しなくてすみます。しかも電源もとれます。
今回は、ダクトレールを使う方法にします。
ダクトレールならば、プロジェクターの他にも、
落下防止用のワイヤーをかけるフックをつけたり、
スポットライトを追加して、部屋の手前側だけを照らすこともできますしね。
天吊り工事の計画
天井側の工事
![](https://assets.st-note.com/img/1667283075963-yPw1n2tioh.png)
壁から20cmのところに壁に平行に1mのダクトレールを取り付けます。
下地4本をまたぐので、それぞれにビスを打って固定します。
壁とダクトレールの間、下地のないところで石膏ボードを開口し、
コンセント用の材料をとりつけてケーブルを取り出します。
配線工事
![](https://assets.st-note.com/img/1668655900182-8A8Vhww8xB.jpg?width=1200)
ダクトレールの電源をとるVVFケーブルと、
プロジェクターに接続するHDMIケーブルを、
それぞれ天井裏から壁裏を通して最寄りの既設コンセントまでおろします。(天井に開けたHDMI入線用の開口部から何とか通線作業をしてみる)
既設コンセントのボックス内で、
コンセントから電源を分岐(送り配線)し、ダクトレールに送ります。
HDMIケーブルは、電源と離隔をとりつつ、
テレホンガイドチップを使って
このコンセントから部屋の中に引きだします。
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