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プロジェクター天吊り⑥ 天井へのダクトレール取付け

このページの作業を行うには、電気工事士の資格が必要です。

プロジェクターを天吊りするために、ダクトレールを取り付けます。

天井下地の位置

下地は上記の画像のようになってました。
取り付けるのは1mのダクトレール。
ダクトレールの中心が、部屋の正中にくるように。

本体後ろに10cmの空間をとるために、
レールは壁から20cmのところに取り付けます。

マスキングテープを貼って天井に下地位置を書く

当初は4本の下地に固定しようと思っていましたが、
ダクトレールが想像していたよりも丈夫そうなので、
左右外側2本の下地に固定します。

ダクトレールの構成

1mのダクトレールとフィードインキャップ、エンドキャップ一式が
セットのものを購入しました。

ダクトレールは金切り鋸などで、好きな長さにカットしたり、
複数のレールをストレート、L字・T字に延長できます。
(今回はカットや延長はせず1mのまま使用)

一方の端にフィードインキャップを取り付けて、
ここで電源を引き込みます。
もう一方の端は、通電している銅がむき出しにならないように
エンドキャップでフタをします。

どちらのパーツも、
ダクトレールに差し込んでネジを締めれば固定できます。

ダクトレール本体の取り付け

ダクトレールにはもとから50cm間隔で2か所穴が開いていますが、
今回のように下地に直交するように取り付けるときには、
下地の位置に合わせて自分で穴あけが必要です。

アイティプラグ

天井+下地への固定にはアイティプラグを使います。

以前取り付けた室内物干しの天井固定にあたり、
メーカーが推奨していたネジです。

アイティプラグ

石膏ボードから金属下地まで開けた9.5mm径の穴に、
アイティプラグを差し込んでネジを入れると、
天井裏で棒状のナットが横に倒れて・・・

ややこしいので、過去記事をご覧ください。

石膏ボード用と書いてありますが、
これを使って天井の金属下地に取り付けるとかなり頑丈です。

アイティプラグのネジが4mmなので、
ダクトレールには5mmの穴を開けます。

下地位置に合わせてダクトレールに穴あけ

ダクトレールを天井にあててみて、
下地のど真ん中を貫く位置にくるように穴の位置を罫書いて、
3mm→5mmと穴あけ。

下地のど真ん中にくるように罫書いて
5mmの穴を開けました

アイティプラグを差し込む

穴を開けたダクトレールを、また天井に当てて
天井の穴あけ位置をマークしました。

ダクトレールの穴の位置を天井にマーク

アイティプラグを差し込むための穴
5mm→9.5mmを開けました。
これは軽量鉄骨にも穴を開けるので、
石膏ボードだけの穴あけよりも抵抗があります。

開けた穴にアイティプラグを根元まで差し込みます。

アイティープラグを差し込む
下地のある2か所にプラグを差し込んだところ

アイティプラグに付属のネジで
ダクトレールを天井に取り付けました。

ダクトレールへの電源の接続

フィードインキャップのカバーの裏に、
ストリップゲージが付いてます。
VVF外装を55mm剥いて、各線を15mm剥きます。

ストリップゲージ
ストリップゲージ

フィードインキャップの端子に芯線が露出しない深さまで差し込みます。
(ダクトレールに出っ張りがある方が白)
端子のベージュ色のボタンを押すと芯線を抜けます。
インシュロック用のホールがありますのでケーブルを固定しました。

端子に芯線を挿入&インシュロック固定

カバーを取り付けたら完成です。

ダクトレール取付けの完成

プロジェクターの取り付け

プロジェクターを取り付けました

プロジェクター本体は、
ダクトレールフィクサーで固定。

先端は自由雲台になっており、垂直水平傾きを合わせて固定できますが、
固定精度がさほど高くないので、細かな投影位置調整は苦手。

ACアダプタのコンセントは、
ダクトレール用の抜け止めコンセントに差し込み。

ダクトレールフィクサーの落下防止穴にワイヤーを通して、
外れ防止機能のついた吊りフックに固定しました。
吊りフックは何社か出していましたが、
バネによる外れ防止機能が付いているのが東芝だけ?でした。

背面はクリアランス10cmでちょうど良かった?

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