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キッチン水栓をタッチレスに交換 ③水栓の交換・接続作業

非接触・タッチレスで水を出せる
ナビッシュハンズフリーA9タイプ(寒冷地仕様)を購入しました。

いろいろ予習・準備をしたうえで交換作業にとりかかります。


旧水栓の取り外し

① 旧水栓の管の接続部をはずす

旧水栓から降りてきているブレードホースは、
カプラを介して止水栓(G1/2)と接続されています。

ネジ式カプラ

カプラというのは、言い換えれば変換アダプターです。
供給圧の違いで水→湯(または湯→水)の逆流を防ぐため、
カプラには逆止弁の機能もあります。
(ナビッシュの施工説明書では「逆止弁付ソケット」と呼んでます)
このカプラもタカギの水栓専用なので交換します。

外れ防止のリングを取ってから、
黒ナットを手でゆるめると、ブレードホースとの接続を外せます。

外れ防止のリング
ブレードホース内に溜まっていた水を
バケツやタオルで受けます


引き出せるシャワーがついている水栓なので、
シャワーのフレキシブルホースがシンク下に収納されています。
このままだとシンクから外せないので、
フレキシブルホースの接続部も同様に外しておきます。

外れ防止のリング
接続部のロックを押し下げると外れます
ここも残り水が出ます

穴から取り出すのに邪魔になるホースストッパーもとり外します。

これで4本の管を上面から取り出す準備が整いました。

のちほどカプラも取り外しました。


② 旧水栓のシンクへの固定部分を外す

タカギのワンホール水栓は、
シンクの下面からナットで固定してある下面施工です。

水栓の固定部分をシンク裏側から見上げたところ
シンクと壁(幕板)にはさまれた奥深くにあって狭い

モンキーレンチが入れば、ナットを少しづつ回せるかもしれませんが、
今回は初めから専用の工具を使用します。
(業者さんでない限り、一生に1度使うかどうかですよね。)

作業しやすいように、鋼管を真ん中に集めておきます

鋼管を真ん中に寄せておく

専用工具をナットに合わせます。
工具の凹み部分にナットがはまって固定されるので、
一般的なレンチを使うより圧倒的に作業しやすいです。

ナットに工具をかけたところ

持ち手部分の六角穴に
付属のL型のレンチを差し込んで回転をかけてナットを外します。

取れたナット


③ 旧水栓をシンクから取り出す

ナットが外れるとシンク上から引き抜けます。

鋼管を真ん中に寄せて

めったに露わにならない場所なので、ホール周囲をきれいに掃除しました。
(掃除の際にここの水栓は使えないのを忘れずに)


新水栓の取り付け

以下、施工説明書の通りに接続していく作業です。
注意点のみ書いておきます。

今回、管の接続作業部分については、業者さんにお願いいたしました。
(ゆえに、作業中の写真なし)

① 新水栓をシンクに固定する

ナビッシュAタイプも下面施工です。

穴にコードと管4本を挿入しますが、
穴の大きさはギリギリなので、
管の束をキチンと整えて挿入しないとうまく入りません。
各管の太くなっている部分を一つづつ通過させるイメージで。

下にもぐって、
馬蹄金具を取り付けたら手でナットを締めて仮固定します。

付属の型紙を使って、
シンクのフチを自動センサーが誤検知して吐水しないように、
吐水口を回転させてもシンク外にはみ出さないように、
水栓の正面の方向を決めます。

専用工具でナットを本締めします。
締めていくと「ギー」という音が鳴り始めます。
説明書によれば、音が鳴りはじめてからさらに1/2回転締めるとのこと。
水栓がぐらつかない状態に仕上げました。

見える部分はこれで完成

② 止水栓にソケットを接続

水側に電磁弁付きの給水バルブが付くのは、
エコセンサー・浄水搭載モデルのみで、
その他のモデルは湯側と同様で逆止弁ソケットのみとシンプル。

寒冷地仕様では給水バルブに逆止弁ソケットASSYをレンチで取り付けます。(一般地仕様ではソケットが給水バルブと一体になってます)

湯側:止水栓→逆止弁付ソケット
水側:給水バルブ(T字の分岐金具で接続)→逆止弁ソケットASSY

湯側は1箇所、水側は2箇所をレンチで止めました。
めねじ側のキャップをとったときにパッキンが外れやすいので、
付け忘れないように注意。
管同士の接続にレンチを使うのはここまでです。

③ ホース類をソケットに接続

ここからの接続はレンチを使用しません。

  • 給水ホース→水側の逆止弁ソケットASSY

  • 給湯ホース→湯側の逆止弁ソケット

  • ハンドシャワーにつながるホース→メインバルブ

  • 吐水管→メインバルブ

ハンドシャワー以外の3箇所の接続部で下記の手順を繰り返します。
1 ソケット部分の抜け止めカバーを外して固定リングを取る
2 ホースの先端をソケットに差し込む
3 固定リングを付けて、抜け止めカバーを取り付ける
4 ホースが抜けないことを確認する。

固定リングと抜け止めカバー
(給水ホースと逆止弁ソケットASSYの接続部分)

高さに余裕がないと、給水・給湯ホースの引き回しになかなか苦労します。
寒冷地では、水が抜けるように勾配もつけなければならず
曲げが強くなりすぎないように注意します。

④ ホースにストッパーをつける

シャワーヘッドを過剰に引き出せないように、
黄色いテープのついた部分にストッパーを付けます。

管の接続完成図

ここで、各コードをコントロールボックスに仮接続して動作チェック。問題なく動作しました。

次はコード・電源関係の作業です。

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