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おかずの缶詰。①

置いてけぼり
置いてきぼり
どっちを使っていいのかわからないけど
置いてきぼりは関東臭い(失敬)ので
置いてけぼりにしよう。てけてけ

読者の皆さん(皆さんとか言い出したら世の末)を、もうかなり置いてけぼりにしてしまっている気がするけど、パンツにまつわる小話というか、単純に僕の長期記憶の中にあるオカズを缶詰にする作業をするので手伝って頂きたい。

以前、
美意識と性欲の高いアラフィフお姉さんの
パンツにまつわる有難いお話を書いて
エッチが好きなのかな?と思われそうですが
フルーツが好きなのかな?
くらいの清々しい気持ちで
速読して頂けたら嬉しいです😌


Nちゃんの缶詰

高校生の頃、クラスメートが軽いストーカー
になった(性的には悪くない)話を
前回記事で触れたけど、もう一つ
それに関連する話を。
自分語りが気持ち悪いだのモテ自慢だの
そういう阪神ファンのヤジみたいなのは
置いてきぼりにするのさ。

大学1年の夏。部活(軽音)の合宿。
僕らは部活のOBが経営する
長野の高原のホテルを借りて活動していた。

合宿7日目くらいだっただろうか。
確か最終日の少し前かなあ。
夜のイベントで大喜利をやらされたり
コンビを組んで漫才をやらされたり
敢えて思いきりスベるスベり芸を学んだり
関西の大学生らしい健全な遊びに興じ
最後は無礼講みたいな感じで
ビールかけを行った。
100人を超す大所帯なので
本当に優勝したような気分に浸れた。
(一体僕らは何に勝利したのだろう)

僕は下戸なのでとにかく潰されないように
必死に飲んだフリをしたり、
一気飲みさせられたらトイレ行って
強引に手を突っ込んで吐いたり
戦場の負傷兵のようにもがいた。

深夜になり
皆のテンションがピークになる頃
布団が無造作に敷かれまくった
別の大部屋には次々と重傷者(ベロ酔い)が
担ぎ込まれて呻きながら丸まっていた。
そこに優しい先輩に担がれて
僕もコロンと寝かされた(ような気がする)。

そこから何時間か経ち、
2時か3時くらいだっただろうか。
部屋は真っ暗で
クーラーがガンガン効いていて寒いな
そう思って掛け布団を掴んでかぶった。
周りではまだ呻き声がする。
8人くらいいたと思うが全員潰れてる。

酒飲めないって辛いなあ
やだなあ、大人になっても僕は
こんな苦労するのかなあ

と、しんみり。
とりあえずガラケーをパカっとあけて
メールをチェックする。
こんな深夜にもちろん誰からもメールはない。
そしてガラケーを閉じようとした瞬間に
大部屋のドアが🚪スーッと開くのが見えた。
ギョッとして目を凝らすと
ベロベロに酔った(今考えると酔ったフリだ)
Nちゃんが忍び足で入ってきた。
うん、忍び足な時点で酔ってない
ガラケーの光が僕を照らしていたので

あ、いたいた、くぼちゃ〜ん🥰

と、直ぐに見つかりNちゃんが近づいてくる。
Nちゃんは小柄で色白で目がパッチリ二重で
若干幸薄そうでアンニュイな雰囲気を持つ
一見地味だけどめちゃお嬢様育ちの同級生。
帰国子女だったからか(偏見)、
基本的にジーンズ👖でイモっちい。

飲み会の度に、何故だかわからないけど
気がついたら彼女に介抱されていた。
好意はひしひしと感じていたけど
僕はそのあまりにも計算高い感じが苦手で
会話はいつもぎこちなく辿々しくなった。

ねえ
くぼちゃんってなんでそんな
女子に対して恥ずかしがり屋なん?
めっちゃ可愛いんやけど🥰

と言われた時に、
いや、そうじゃないねん
と説明しなかったことで更に彼女を勘違い
(僕がシャイだから話さない)
させたのかもしれない。
完全に高1の時のデジャヴではないか。
傷つけずに断るスキルなんて当然なく、
勢いに押されていった。

僕はまだ全身がだるく気持ち悪く
「ごめんNちゃん今しんどいねん😔」
と、母性本能をくすぐるように嘆くや否や
Nちゃんは目にも止まらぬ早さで膝枕。
しかもその日に限ってミニスカだ。

僕: いや膝枕はいいよ笑 Nちゃんも休んどき😌
N: 甘えていいよ、甘えん坊やろ?☺️
僕: いやいやいいって😣
N: て言いながらめっちゃパンツ見てるやん笑
僕: 見てない見てない😣暗くてわからん😣
N: すけべ!笑
僕: もうええからNちゃんも部屋で休んどき😔

と、メンヘラ女子とメンヘラ男子の
つける薬がない感じのやり取りの末に
急にNちゃんは膝枕を解除して
ハイハイの形でそのまま僕の足元へ。
もちろん暗闇の中僕は
全集中の呼吸を使いNちゃんのパンツを見る。
微かに黒っぽい生地が見えた。
そして何を思ったかNちゃんは
女豹みたいなポーズで僕の足元から対峙し
僕の掛け布団の中に入ってきた。
一瞬の出来事だった。
総合格闘技ならマウント取られ絶命してる。

僕の股間のところで顔を止め
Nちゃんのちょっと🤏こぶりなおっぱいが
ブラジャー越しに右の太ももに伝わる。

苦しい〜ちょっと布団あけて〜😣

と言われ、少し布団をまくる。
苦しいなら出なよと言ったらいけないのは
パッチリしたNちゃんの目を見て理解したので

みんないるから、やばいって!やめてよ😣

と、情けない返事しかできなかった。
もちろん、僕自身は人生一の硬度でした。
それを見たNちゃんは、
待ってましたと言わんばかりに
僕の浴衣をまくり、秒速で触る。
トランクスを脱がされかけ僕も抵抗。

N: あは😊我慢できないんでしょ?🙂
いいよ、エッチしよ🙂
僕: むりむり、こんなとこでむり😣
N: みんなつぶれてるから大丈夫やで😚
僕: あかんて、起きるってさすがに😣
N: けどすごく硬いよ♡どうする?🙂
僕: 、、Nちゃん、、ごめんできない😔
N: あっそ、、、いくじなし😒

と、最終的にNちゃんは不機嫌になり退散。
振り返ることもないまま、黙って出て行った。
なんでこっちが申し訳ない感じに
ならないかんのか分からないという怒り
トランクス越しあたったNちゃんの舌の温もり
絶妙に混ざり合った末に
僕は目にも止まらぬ早さで
テレビの上の箱ティッシュを取り
適切に使用した。ありがとう、ネピア。
勿論、周りが寝てるのを指差し点検。
異常なし!
いや、異常しかない。

夜這い。
うん、
確かに黒レースのパンツが這っていた。


後半えぇ〜つづくっ!
(ちびまる子ちゃん風)





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