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髪質を伝えるのをやめたら美容室選びに悩まなくなった

コロナ禍で困ったことの1つが、今まで行っていた遠方の美容室に通えなくなったことです。
担当の美容師さんにお願いするようになって10年以上。自宅から近い美容室に浮気したこともあったけれど、やっぱりこの美容師しか私の髪を何とかしてくれる人はいない!と思い、遠方でも通い続けていたのですが…その美容室が繁華街にあることもあり、まだ自分のためだけにそこに行く勇気が出ないままです。

私の髪はくせ毛です。ゆるいウェーブがかかっています。
天然パーマ仲間から言わせれば全然マシというか、むしろパーマ代が浮いてラッキーじゃない?って感じのくせ毛ですが、量が多いので放っておくともっさりとした髪型になるし、分け目はすぐにぺちゃんこになるし、湿気でうねり方が変わるし…と、地味に大変です。

そんな訳で、美容室選びにはとても気を遣っていました。

私のオーダーは

元々持っている癖(ゆるいウェーブ)は生かしたいけれど、毛量が多いのでもっさりし過ぎないで欲しい

というもの。

コロナをきっかけに久しぶりに他の美容院に行きオーダーしたら、反対のことを言っているからどちらかを諦めない限り難しいと何人かの美容師さんから説明を受けることになりました。

今までの美容師さんは分かってくれていたのに。
どうしようか…

そう悩んでいた時に、ヘアライターのさとゆみさんの本に出会いました。

悩んでいた答えはかんたんで…
私が美容師さんに話すべきことは、なりたい雰囲気を伝えることだったんです。

ストレートパーマをかけずにゆるいウェーブの癖を何とかしようとしていたのは、フェミニンな雰囲気の髪型が好きだから。
くせ毛の髪質について伝えなくても、美容師さんは髪のプロだから見れば分かるのだそうです。今まで思っていた髪型にならないことが多かったので、私の髪質や癖を理解できる美容師さんはほんのわずかしか居ないのだと考えていたけれど、確かに言われてみれば美容師さんは髪のプロで、今まで何百何千の人の髪の毛を扱っている訳ですよね。本当はきちんと分かっていらっしゃったんです。完成形の方向性が違っただけ。

それからは

子育て中で普段の服がジーンズにTシャツみたいなことが多いので、髪型だけでもフェミニンで色っぽい感じにしたいと思うんですが…

とオーダーするようになりました。
すると、どこで誰に切っていただいても、自分がイメージしていた髪型にかなり近い仕上がりになりました。

髪質については私から説明しなくても、美容師さんの方から「くせ毛ですか?」とほぼ全員聞いてくださいました。やっぱりプロは分かっているんだなぁ。

もし美容室選びに迷っている方がいらっしゃったら、髪質よりもイメージを伝える戦略、ぜひ試してみてください。

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