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子商塾in福島県田村市


こんにちは。Arumatie101人のシェア型本屋の吉田正之です。
今回、1月から2月の準備期間を経て、3月より子商塾を開催しました。参加者はひと家族、小5・中2年生が参加がありました。ひと家族様がコロナで参加不可となり、次回にご参加を願っています。

 私自身、子どもとのつながりのある活動は久しぶりのことでした。
学生時代、YMCAのリーダーとして、1週間を超えるキャンプ活動を何度も経験して、小学生・中学生・高校生の子どもの感性の凄さを知っていたつもりで知った。やっぱり事件が起きました。

学生時代


 このプロジェクトは、「まちづくり幻想」や「地方創生大全」の著者であり、稼ぐまちづくりを掲げている木下斉氏が立ち上げたオンラインラボ「Locally Driven Labs」のメンバーで運営されています。




1.子供の商いとは?

参加者募集チラシ


子どもたちにとっては、単なるお小遣い稼ぎだけではなく、社会で自立するための大切なスキルです。

でも、やっぱり、「小遣いがいくらほしいか?」の質問からスタートでした。

子商塾では、商いに必要な基礎知識だけでなく、企画立案や販売戦略の練り込みなどを学ぶことができます。リーダーシップやチームワークなどのスキルも、プロジェクトを実践することによって身につけることができます。将来の社会をリードする子供たちの成長を支援する素晴らしい取り組みです。

講座資料
3月3.10日子どもとのやり取り

目標金額は、一人6,000円で、総額12,000円に決定しました。
ガンプラ(ガンダムプラモデル)最低買える金額とのこと。
そこから、焼きそば、フランクフルトの原価を算出。
個数の決定となりました。(焼きそばセット700円、30個販売目標)
チラシは、3月10日への原案を考えてくることを宿題としました。

子達作成のチラシです。
Canva使用、まったく凄いです。
注文方法はQRコードによる注文

2.子どもたちが積極的に営業


今回の子商塾は福島県田村市のJR船引駅前商店街内にある、
101人のシェア型本屋で開催されました。通りはシャッター街になっていしまっている場所です。

JR船引駅前商店街

3月10日での子どもとのやり取りの中では、こんな会話がありました。
「人がっと通ってないのに誰に販売するの?」
私の回答は、「さてどうしようか?」でした。

子どもからは、市役所に営業に行ったらいいじゃないか?
そんな答えがすぐに出ました。私はちょっと想定外でした。
市役所職員にチラシを渡して営業するという事です。

市役所管内を許可を取って営業をしチラシを配布することと、
商店街を空き店舗を回ってチラシを配布営業することに決定しました。
ただ、平日じゃないといけないという事で、
3月13日水曜日16:30集合で、予定追加で、市役所営業が決定しました。

田村市役所内の営業とチラシ配布

市役所内には28課があり、全ての課の窓口で、販売の案内を実践しました。

後日締切の期日、市役所営業で職員からの、日曜日の予約申し込みは、0件でした。
これには子どもたちは、やっぱりと言っていましたが、大人はちょっと落胆気味でした。

営業前シュミレーション


3月17日に商店街の営業とチラシ配布に力が入りました。約1時間30分商店街を一巡して営業チラシ配りです。

営業中のお店で販売案内とチラシ配布


商店街での営業は、最初は照れくさそうでしたが、積極的に声をかけて、焼きそばやフランクフルとの注文も取ってました。

通行人の方へのアプローチは嫌がっていましたが、実際に見本を見せて注文が取れたら、2人とも実践していました。

注文状況は、前日集計で、焼きそばフランクフルトのセットが29セットと焼きそば単品3とフランクフルト単品1ずつの販売となりました。当日販売分として、焼きそば単品3個販売可能と予定しました。


3.露天販売の実践

調理販売1


調理販売2
売上・原価・利益

販売当日は、露店出店のこともあるので、当日焼きそばとフランクフルトの作業シュミレーションからのスタートでした。
10:00集合、焼きそば一袋1kg、想定7個の練習からです。
当日の売り上げは、焼きそばセット29個、焼きそば単品8個、
フランクフルト単品1個という結果となりました。
当日フリーのお客様が5人という事です。
子どもたちの希望利益より、アップで、一人当たり6,912円でした。
焼きそば、フランクフルトを二人で、3時間炒めて焼いて販売でした。
人も途切れなく、ちょっと大変でしたが、すごい達成感だった様子です。

はい。ご苦労様。お疲れ様でした。

4.まとめ

  • 参加小学5生・中学2年生とも次回も参加希望

  • 今回は商店街という場所での営業で、実際は空き店舗が少ない中、ご協力いただいた感があります。今後の実践では、隣接住宅地も含めた営業手法も検討が必要と思われる。

  • 今回の焼きそば、フランクフルトは、焼く作業に時間が必要で、子ども最低4人が必要となってくると思われます。当初、子どもとの話の中では、申込が早い時点で多人数であれば、お父さんに自給1,000円で発注依頼も選択肢にあった。今回フリーのお客様の受け入れたことによって、作業に大変さが出てしまいました。

  • 今回露天営業という事で、露店や鉄板・ガス・テント等設置にかかわる費用約40,000円は持ち出しとなってしまった。隣接の場所に、飲食店は出店計画中だが、それまではスポンサー等の検討が必要です。

  • 他の企画イベントと絡めた形が可能なのか検討中。


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