サビ管ってコレだけの事をするからサビ管なんです!

【サビ管研修メモ】①インテーク: インテークには相当な技量が必要とされる。 まず行うべきことは、相手との間に信頼関係を形成すること。 相手が緊張していることも多いので、受容的・共感的な態度で聴くことに努める。(尋問調になることは厳禁)

相手が語る内容のみならず、話し方の特徴・態度・服装などの非言語的な情報も注意深く観察し、全体像を描く。 状況に応じて情報提供をし、また質問にも答えるようにする。 他機関を紹介する際には、その理由を来談者に納得してもらえるように十分説明する。

【サビ管研修メモ】②アセスメント: 対象者の心身の状況、その置かれている環境、日常生活の状況、現に受けているサービス、サービスの意向、支援するうえで解決すべき課題を理解(評価)する。 必要な支援を考えたり、将来の行動を予測したり、支援の成果を調べるためのものでもある。 

状態像の理解だけがアセスメントではない。 “常に行われるべき(最初だけではない)ものである。 アセスメントは様々な段階で必要となる。 初期アセスメント : インテーク時(初期段階)での把握・評価。フルアセスメント : 対象者の相談だけでなく、環境やストレングスまでを含めて把握・評価。 

再アセスメント : モニタリング時にニーズの変化やサービスとの不適合などがあった場合など。アセスメントは、援助・支援の方向性を左右する重要な過程

【サビ管研修メモ】③プランニングアセスメントに基づく到達(実現)目標と具体的な支援を盛り込んだもの。望ましい結果は何か、求められる状況の変化は何かを検討し策定。当初案に対し、サービス担当者会議で検討し、対象者の同意を得て正式な計画となる。対象者の意向が反映されていなければならない。

本人の到達目標だけでなく、環境の変化も目標となる。目標とは、最終的に「対象者の生活上の問題が解決された状態(≒ニーズが充足された状態」となる。この最終目標(≒長期目標)に到達するために、“まずやるべきこと(まず到達すべき地点)”を短期目標・中期目標として設定することが望ましい。

対象者の同意が必要であることはもとより、そのためにも対象者が支援を受け入れ、目標に向かうために計画としては、「明確な目標」「わかりやすい表現」「具体的な表現」「肯定的な表現」を心がけることが必要である。

【サビ管研修メモ】④ サービスの実施:設定された目標の達成に向け、個別支援計画に沿った適切なサービスを提供するもの。サービスには対象者への直接支援だけでなく、(計画に記載がある場合)環境への働きかけなどを含む場合もある。対象者の同意のもとの協働の行為である(一方的ではない)。

適切なモニタリングのために“詳細な支援記録”は必須日々の支援(サービスの実施)に忙殺されるあまりに、いつしか計画の“目標”が見失われてしまうことがあるが、“何のために支援をしているのか”を常に話し合うという姿勢が必要。

日々の支援(サービスの実施)に忙殺されるあまりに、いつしか計画の“目標”が見失われてしまうことがあるが、“何のために支援をしているのか”を常に話し合うという姿勢が必要。同様に、事業者と対象者は“対等”であると同時に“互恵”の関係であることの意識を持ち続ける事も必要。

ニーズの変化への気付き、サービス提供との不適合への気付き→計画(目標)の修正のためにも、記録がいかに行われているかのチェックが重要となる。

【研修メモ】⑤モニタリング。支援の実施は適切か、結果はどうか、対象者にとって満足すべきものか。対象者の状況・周辺環境に変化は見られるか。上記の要因として何が考えられるか等を点検・確認するもの。記録等に基づく客観的なモニタリングであることが重要。要因まで掘り下げて確認することが重要

これらの過程はまた、従事者の資質の向上にもつながる。計画に基づき提供された支援が、当初目指した結果につながっていない場合や、対象者の環境等が変化したことにより、支援の継続が効果を発揮しない場合もある。順調に問題解決や課題達成がなされていると判断した場合は評価・終結に至るが、

計画通り展開していなかったり、新たな問題が発生している場合には、再アセスメントを行ない、修正された計画・実施に向かう。これらを見極めていくものとして、モニタリングは重要な機能を持っている。

【サビ管研修メモ】⑥評価:個別支援計画全体を客観的な根拠等に基づき評価。対象者の状態の変化・満足度などの観点からの評価。対象者を取り巻く環境の変化についての評価など。支援の目標が達成されたと判断された場合→終結へ(当該支援については終了)。目標未達成や変更の必要性が判断された場合→再アセスメントへ

【サビ管研修メモ】⑦終結:個別支援計画の目標が達成され、当該計画に基づく支援は終了→単独の判断ではなく、個別支援会議により支援の終結が適切かどうか判断すること。今後の生活において変化が生じたときに、再度支援体制を組むことのできるように確認しておくこと。

終結後の対象者の支援をどうするかについて、対象者・相談支援事業者と協議を行うことが求められる。

【サビ管研修メモ】プロセス全般にかかる留意点:【“個別”支援計画に基づく支援の提供】個々の対象者への支援であること→個々の特性に配慮せず、一様の支援が行われることは論外(極端な場合は、誰もがほとんど同じ個別支援計画であるなど)。全ての従事者が計画内容を共有していること→

計画には“ねらい”“願い”があるはず。これを軽視したものであってはならない→計画の内容をサービス管理責任者以外の者が知らないということは論外

【サビ管研修メモ】就労支援のサイクルP(Plan)支援計画→D(Do)基礎訓練→C(Can)職場実習→C(Check)振り返り→A(Action)計画改善→A(Attention)関心と注意 いつものPDCAより、CとAがひとつずつ多いのが特徴。

【サビ管研修メモ】 ロビンソン・クルーソー型自立:無人島で一人で自給自足の生活を送る自立した状態の事。 現代社会では健常者も障害者も誰も【ロビンソン・クルーソー型自立】はしていない。健常者も障害者も何かに依存しながら生活を送っている。


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