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スタートアップのビジネスを支えるために「コーポレートエンジニア」がやっていること

こんにちは。ヘルステックスタートアップ・UbieでOpsとしてコーポレートエンジニアをやっているtamosanです。

前職は金融系企業のシステムベンダーで、金融取引サービスのシステム運用保守をしていました。業務を進める中で効率的でない部分が経験を通じて散見されるようになり、運用保守の業務をしながら社内業務の生産性改善を並行して実施していました。

Ubieでは、そんな社内業務の生産性改善に専念する仕事=「コーポレートエンジニア」をやってみたいと思いジョインしました。

情シスとの違いは「目線」の置き方

言葉の定義は諸説ありますが、いわゆる「情シス」はその名の通り情報のシステムに向き合って整備・運営する立ち位置と捉えています。アカウントの追加削除や、システムに不具合が起きた場合の原因究明など、技術目線に特化した業務が多いです。

いっぽうコーポレートエンジニアは、その情報システムの仕事を包含しながら、会社全体の業務フローやプロセスを理解し、課題を見つけ、テクノロジーでの解決を立案・推進していく立ち位置です。(こちらを含めて「情シス」と呼ばれることもあります)

そのため、社内コミュニケーションツールとして頻繁に使用されているSlackのパトロールは欠かさず行っています。特にカジュアルに質問できるSlackチャンネルや、個人のつぶやきチャンネルを重点的に徘徊し、少しでも疑問や不満を抱えてそうであれば社内ITで解決できないか探る活動をしています。

事例として、ある用途でGoogleドライブを新規で作成したいというつぶやきがあった際に、その用途に応じてユーザー、権限、名称を設定して、所望のファイル配置場所を欲しいタイミング(このケースでは1分)で提供するなどしています。

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コーポレートエンジニアの実務

コーポレートエンジニアの主な業務は、業務プロセスの改善やワークフロー整備の他、Google Workspace、Slackなどの社内ITサービスの運営維持、それらのツールを使った社内業務の生産性改善です。また、社員の生産性向上に向けて、新規サービスの導入や、ツールをゼロから作ったり、要望に応じて頻繁に改修しています。

入社後すぐ取り掛かった業務のひとつに、Slackのプランアップデートがありました。背景として、以下の通り情報を安全・安心に取り扱う必要がありました。

・事業の方針決定・推進する上で重要な会話が正社員の間でやりとりされる
・個人情報を含む機密情報は扱わない前提でありその監査が必要がある
・活発に利用しており安定した利用環境である必要がある


これらを達成するために、SREやセキュリティエンジニアたちと協力してSlackのプランおよび構成を見直し、約2ヶ月でEnterpriseへの切り替えをしました。

Ubieならではのスピード感で導入できたこともあり、その事例紹介としてSlackイベントでの発表もしました。(この件は別記事にてご紹介予定です)

Salesforce社(Slack提供社)にてイベントのアーカイブがご覧いただけます。

今後やりたいこと

Ubieは世界へ進出する企業です。ミッションに向かって全員が爆速で事業や組織を前進させています。よって、それを支える社内IT環境も爆速で整備をしていかねばなりません。

一方、現状のコーポレートエンジニア業務を「維持運営業務」と「改善業務」と大きく分けた場合、前者が6, 7割を占めている状態です。Ubieはグローバルに向けて最速で「適切な医療に案内する」ミッションを掲げており、それを支える社内IT基盤も常に改善しながら「最速」を支えていくことが重要です。

そのためにも、いま会社に必要なものは何かを適切に捉え、それを社内ITシステムの整備により支えていくことが重要です。
具体的には…

・iPaaSによるSaaS連動やサービスポータルサイトの整備などによる
 ユーザーのIT利用体験向上
・IdP・MDM・EDRなどの整備によるセキュリティ対策の推進
・社内申請プロセスの標準化・自動化を支えるワークフローシステムの整備

などがあります。このように必要とされるコーポレートエンジニア業務は多岐に渡ることから、事業価値の最大化を一緒に支える仲間が必要です。

ここまで読んでいただき、興味がわいた方、一緒に事業を支えたいと思っていただいた方(特に社内ITのクラウドサービス管理に明るい方)、ぜひ連絡をお待ちしています!

コーポレートエンジニアに興味のある方はこちらをご参照ください。まずはカジュアル面談でラフにお話できると嬉しいです!

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