半導体ETFはピークアウトしたのか?
みなさんこんにちわ。
サラリーマン投資家のTAKUです。
【半導体需要の背景】
皆さんの中には半導体ETFに積み立て投資し続ければお金持ちになれると考えている人がいるかもしれません。
ですがそれは情弱のやる事です。
そもそも世界的な半導体不足の背景には
①コロナによる自粛でPCやビデオゲームの需要の増加
②米国の大規模な金融政策や給付金の配布により世の中にあふれた資金がビットコインなどの仮想通貨に流入、これによりマイニングの為に半導体需要増加
③従来のガソリン自動車からより多くの半導体を使用する電気自動車へのシフトが進んだ事
になるわけです。
【半導体ピークアウト?】
以下はSOX指数の長期チャートになります。
SOX指数とは半導体製造、流通、販売を手掛ける主要米30社で構成される指数です。
通常3~5年を繰り返すといわれるSOX指数ですが2009年よりスーパーサイクルに突入しました。ここで情弱の一般人が半導体に投資していれば未来永劫資産が増えるだろうと考えたわけです。
しかし現在は高値を付けたあと急落しトレンド転換を示唆しています。
【半導体装置に逆風】
さらに近年のウクライナ侵攻により半導体装置メーカーへも悪影響が懸念されます。
これはなぜかというと、ウクライナとロシアは半導体装置に使用されるネオンとパラジウムの主要原産国だからです。とりわけウクライナはネオンの世界供給量の約80%をロシアはパラジウムの世界供給量の約40%を占めています。
僕が思うにコロナにより半導体需要の先食いが行われ今後はピークアウトしていくのではないかと考えています。
特に一般投資家の中にはYouTubeによりひたすら買い煽られたS&P500を持てば年率7%でFIREだ…と息を荒立てている人も多いと思います。
ですがS&P500は超長期でならせば年率平均7%というだけで数年単位でみれば損失を被る時期があります。
そもそもS&P500は時価総額加重平均方式を採用しています。
例えばこれはどういう事かというと時価総額が多い銘柄の保有比率を多くするという事です。
サーティワンアイスクリームでは人気のアイスがより大量に店頭に並べれてていますよね。
例えばApple株がS&P500の大半をしめます。
半導体指数SOXはハイテク産業の先行指数となります。
これはなぜかというとハイテク製品の先頭工程では必ず半導体が使われるからです。このSOX指数がピークアウトしている事を考えればハイテク株が多いS&P500は危険であるという事になります。
ではこんな時代にどんな銘柄に投資すればよいかについてはまた次回の記事に載せたいと思います。
その際には具体的な銘柄と買い時を記載しますので楽しみにお待ちください。
それでは皆さん、下剋上かましましょう。最高の人生を掴み取れ!
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