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小説をそのまま書き写す勉強法【エッセイ】

キーボードがセットされたiPadの前に座り、noteのアプリを開く。今日は何を書くのか、エッセイなのか、ショートショートなのか、キーボードを叩き始めてみないとわからない。

しかしキーボードの上の指は動かない。気晴らしにルービックキューブに手を伸ばし、二回、全面揃える。

さらに、小説の写経を始める。小説の写経とは、小説家を目指す人によくおすすめされている勉強方法で、般若心経などのお経を書き写すわけではなく、好きな小説の文章をそのまま書き写すのだ。オレはnoteにタイピングして下書き保存をしている。

写経している本は、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」と李琴峰さんの「肉を脱ぐ」と中村文則さんの「土の中の子供」、図書館で借りてきた羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」に、マイケル・A。シンガーの自叙伝である「サレンダー」を同時に書き写している。そのほとんどが純文学といわれるジャンルの小説になる。

「コンビニ人間」と「スクラップ・アンド・ビルド」は作家でユーチューバーのわかつきひかるさんがおすすめしていたし、とくに「コンビニ人間」はオレの一番好きな小説だ。

小説を写経しているととても勉強になるし、心が落ち着くから、暇さえあればついやってしまっている。こんなに写経にハマるとは思わなかった。何事もやってみないとわからないと、あらためて思う。

という感じで、何も書くことが浮かばない時に何をしているかを書いてみた。これで一日一投稿のノルマは達成した。

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