すべてを他責にして、何もかもを他人や社会や外の世界のせいにする。自分は関係ないとする。
すべての責任は自分にはない。これは事実だとオレは思う。
決定論、因果論、自由意志はないという考えを採用し、主体論を採用していないオレにとっては、オレがなにをやろうが、なにを言おうが責任はオレにはない。
そしていったん自分以外のものの責任にしてみる。
あいつが悪い、社会の仕組みのせいだとかいろいろ。
でも実は他人にも社会にも責任はない。
いってしまえば、あらゆる犯罪も事故も失敗も誰の責任でもない。
責任の所在なんてはじめからどこにもない。
世界に責任は存在しないのである。
すべては出来事で、ただ起こることが起こっているだけである。
りんごを空に投げれば、それは地面に落ちてグシャっと潰れる。誰も重力を責めることはしない。重力はそこにあるだけである。そして潰れたりんごもそこにあるだけである。
とはいえオレは生まれてから数十年間、ずっと責任の存在する世界で生きてきたから、癖(習慣)としてつい自分のせいにしたり、他人のせいにしたり、世界のせいにしてしまう。自動的にそう反応してしまう。
これは致し方ないことだから、できるだけ早くそんな自分に気づく必要がある。
ただこんなことを言うと「じゃあ、なにをしてもいいのか?今からお前を殴ってもいいのか?」と考える人が出てくるが、人を殴っていいわけがない。
なにをしてもいい訳がない。
それはそれである。
それが矛盾で満ちた人間の世界であるw
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