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バーチャルは演技力!(夏休みの手記、その3)

枕草子の中で、「夏は夜」と言う記載がありますよね。日中は暑すぎるので、ようやく行動し始められるのが夕方ぐらいから。と言っても比較的まだ日が長いので時計を見ると意外と夜になっていたり。

7月から鳴き続ける蝉の声も少し落ち着いてきたかな。そろそろ夏の夜の虫の音が気になるような時期かもしれません。
今年は猛暑だったので、エアコンが手放せず、窓も開けることなくと言う感じですが、夏に気温が下がる気候だったら、窓を開け放った、縁側で夜の虫の音を聞きながら、のんびり過ごすのもおつかなって思います。

こう言う世界だったらいいな〜ってものを実現できるのが、今のヴァーチャル世界の良いところだと思うんですよね。以前から何度も書いているけれど、季節感あふれるワールドってやっぱりその季節に行きたくなるもの。あと作る人も、まさに、今、その時の感覚をワールド制作の形で実現しているもの。

ワールドはその世界に入った時の五感で楽しむものだと思います。
例えばね、夏祭りの縁日で屋台がたくさんでいれば、アバターも浴衣を着せて、どんな屋台があるかな〜ってふらふら覗きながら楽しみたいもの。かき氷とか、イカ焼き、お好み焼きにたこ焼きと、ちょっと美味しそうなものが並ぶと、なんとなく頭の中ではその匂いを思い出して本当に匂いがしてきそう。パクって(アバターが)食べたら、もぐもぐって美味しい感じ。

屋台は美味しいよ〜

ちょっと残念なのは、やっぱり人の少なさですかね。一人で巡った時は賑やかなのに人がいないと言う不思議な空間に。グループでいくとねテキ屋役の人が自然と現れたりするのが面白いところだと思います。

こう言うワールドはどうでしょうか?
真っ青な青空のもと、夏の日差しをたくさん浴びられるワールド。夏なので、蝉の鳴き声が常にしていたり、海ではるか彼方に入道雲があったりしてて、ちょっと油断して、そのままでいたら太陽がさんさんと降り注ぐので肌感覚が痛くなって、日焼けしそうな感じになるの。こう言うワールドってVRゴーグルかぶっていてもかなり眩しかったりするしね。視覚がまぶしぃ〜ってね。幸いなのは、アバターが日焼けまでは(今のところ)しないことかな〜

そうそう、プールのワールドもいいですよね。今のワールドって水の感じまでかなりリアルに再現できているから、手で水をパシャパシャするときちんと音がしたり、水しぶきが上がったりね〜こう言うワールドではやっぱりアバターは水着に着替えます。服のままじゃぁびしょびしょになってしまうからね。

暑い日は水遊びが涼しくしてくれる〜

昼間しっかり遊んだら、夏の夕方や夜のワールドもいいもの。こちらはこちらで昼間の暑さを忘れて、夕涼みができるようなところが嬉しかったりします。ただね、ワールドの選択を間違えるとホラーワールドに行ってしまうのでご用心ですね。ひぐらしがなく夕暮れ時の日本の田舎なワールドとか、夜の虫(冒頭で話したよね)の音がしてくるワールドとかもいいですよね。耳で楽しめますね。

VRの世界って、五感に直接影響するのは視覚と聴覚だけですが、脳の中でイメジネーションを膨らませることで、それ以外の感覚も呼び覚すことができると思います。そう、どこまでその世界に没入できるかと言うのは大切かもね。だから、一種のロールプレイ(役者になり切ろう!)って気持ちが大切だなって思いました。

そんな役者さんたちに誰でもなれる舞台を用意できるワールドクリエイターってやっぱりすごいんだな〜って改めて感じる夏休みの3日目なのでした〜。

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