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日記 0312

2年くらい前、早起きして15分くらいランニングをする生活をしていた。
鳥しか活動していない爽やかな夏の朝も、真冬の寒い夜明けも。
ダイエットとかではなく、純粋に身体を動かしたかったのと、精神衛生上よさそうだなと思ったのがきっかけだ。始めてみたら思ったより気持ちよくて、1年くらいは続いたと思う。

準備体操のあと、徐々に走るペースをあげていく。脚を回転させるというより体幹をすぅーっと水平移動させるような感覚で、本当にしんどくなるまで続ける。視界の景色はどんどん後ろに流れていき、やがて家が見えてくる。

この時期は、梅や桃に始まり椿、菜の花、そして桜と色とりどりの花が毎日咲いている。走るのをやめてウォーキング花見をしたりもしていた。

今思い返すと、何か目標があるでもなくただ身体を動かすって大事なんだなと思う。ブランクのあいた今、体型の問題以前に、そもそも走る体力がほとんど残っていない。

そして、自分が日中使っているのは、もっぱら脳と手先だけなんだと気づいてはっとした。なんとなく不調だったり、身体が思い通りに動かなかったりしてもなんとなく上の空で、仕事上のトラブルの方がよっぽど深刻に感じられたりしていた。
でも本当に気にしなきゃいけないのは、唯一の資本である身体だと痛感。

そろそろ、身体感覚を取り戻さなければ。
ひとまず、ジョギングか朝の散歩かヨガを再開しよう。

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