結婚とは織田信長と家臣の関係になること

まだ、結婚をしていない人は結婚に対して、どのようなイメージを持っているだろうか。

目覚めたら、笑顔で「おはよう。いい天気だね」という挨拶。
二人で美味しいモーニング。
いってらっしゃいのハグ。
おかえりのハグ。
二人で美味しいディナー。
おやすみなさいのキス。

こんなところだろうか。
確かに、そういうこともあるかもしれないが、現実は大きく違うことを覚悟しておくことだ。

恋人時代は「恋」の中に生きている。
恋は盲目なのだ。見なければいけないことが見えない。相手の良いところしか見えていない。麻痺しているのだ。

結婚したら「愛」の中に生きる。
掃除が行き届いていない部屋、ボサボサの寝癖、気がつけば冷蔵庫の中は賞味期限切れの食材。そんなのは当たり前なのだ。それでも相手のことを愛せるかなのだ。

こう書くと、それさえも美しいと思う人もいるだろう。

しかし、現実はそれだけではない。

結婚したら、妻は織田信長に、夫は家臣になるのだ。家臣は家臣でも低級家臣だ。
信長様の命令には何があっても「Yes」しかないのだ。
常に、妻に気を遣い、へりくだり、数年に1度あるかないか優しくしてくれたら全力の「ありがとう」を言わなければいけないのだ。

それでも、妻を愛せるかどうかが結婚ということだ。

極論だと思うだろう。
結婚したら、よくわかる。

とはいえ、結婚はいいものだ。結婚して良かったと心から思っている。
子供は可愛い。結婚したことで、人として成長させてもらったし、独身時代にはなかった苦しもを経験させてもらった。そして、素晴らしい景色を見させてもらっている。

ありがとう。