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メモを取りたくなる話し方

こんにちは。メモをipadに一元化してかっこつけてます。たむです。

今回はメモを取りたくなるような人の興味を惹く話し方とはどういったものなのかについて考えてみました。
自分の話している内容を相手がメモを取ってくれるととてもうれしいですよね。そういった相手を惹きつける話し方にはある共通点があるのではないかと考えました。

抽象化して伝える

先日年上の方2人と自分を含めた3人で話をする機会がありました。一人は50代の社長さんで一人は25歳くらいの公務員の方です。私はメモを取りながら話を聞いていました。
話が終わってメモを見返してみると社長さんの話はたくさんメモを取っているのに対し、公務員の方の話はあまりメモをとっていませんでした。社長さんが一方的に話していたとか、公務員の方のお話が面白くなかったとかそういった話ではなく失敗談や恋愛エピソードなど興味深い話をたくさんしていただきました。ただ、なぜかメモの量に大きく差が生まれました。

私はこのメモの量の差が生まれた要因は

”抽象化して伝えているか”

という点ではないかと考えました。

すべてにおいて社長さんの話は具体例があってその話のまとめとして抽象化したキーワードを話してくれます。一方で公務員の方の話は自分の体験談だけの話に終始しており、具体例だけで終わっていました。ここが大きな差のように感じました。

なぜ抽象化が大切なのか

抽象化された話をすることで聞き手側はその話を簡単に自分事に置き換えることができます。聞き手側にとって、その話が何事にも転用できる有益なメッセージだと感じるためメモを取って忘れないようにしようと考えるのだと思います。

一方、具体例だけ話すと抽象化という作業を聞き手側が自分でする必要があります。聞き手側に抽象化する力がないとその話を自分事に置き換えて考えることができないため、ただのエピソードトークにしかならずためになる話だと思うことができません。その結果としてあまりメモを取らなくなるのです。

聞き手側が他人のエピソードを自分事に置き換えるためには抽象化という作業が必要です。
「抽象化」を話す側が先に行ってから伝えることで、聞き手側の抽象化力にかかわらずその相手にとってメモを取りたくなる、ためになる話ができるようになります。

まとめ

相手の抽象化する手間を省いてあげることで、相手が転用しやすくなりメモを取りたいと思わせることができます。

実は具体例だけでも大切なメッセージは数多くちりばめられています。
そのメッセージをそのまま相手に伝えるのか(抽象化)、それとも相手に発見するように委ねるのか(具体化)の違いです。
つまり今回の例で私がメモを取る量に差が生まれたのは私自身の抽象化力のなさを表しており、私の抽象化が上手ければ具体例の中から自分にとってメモを取るに値する有益なメッセージを受け取れていたというわけです。
抽象化を会得してメモ魔になれるよう頑張ります。

読んでいただきありがとうございました。ではまた!

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