見出し画像

「なぜ」を意識した旅行



こんにちは。昨年から旅行にハマっています。たむです。

昨日まで沖縄に行って海や水族館などを満喫してきました。
もちろんめちゃくちゃ楽しかったのですが、今回の旅行はいつもとは違い、どういった歴史や経緯があって観光名所ができたのか、名産品ができたのか、という点が気になりました。

何か意識して臨んだ訳ではありませんが、いつもの旅行よりも学びが多いものになりました。

というわけで今回は「なぜ」を意識した旅行のススメとそのやり方を言語化してみます。自分の地域と比べてどこが違うのか、その理由を考えていくことで教養が身につきます。
具体例はすべて沖縄です。

建物や公共交通機関の「なぜ」

新しい土地に降り立ってまず気づくのが建物や公共交通機関の違いだと思います。高い建物が多いなあとか真四角の建物が多いなあとか、地下鉄が発達しているなあとか。

沖縄を調べていて一番先に思ったのは「なぜ公共交通機関が鉄道ではなくモノレールなのか」です。
僕自身モノレールは東京ディズニーランドでしか乗ったことがなく、公共交通機関としてのものは初めてでした。
どうして鉄道ではなくあまり浸透していないモノレールなのでしょうか。

調べたところ鉄道ではなくモノレールが発達した理由は2つあるらしいです。
①土地の起伏 ②アメリカ軍政下 であったことです。

①について、沖縄は土地の起伏が多く勾配が急です。急勾配は鉄道にはかなりの負担です。橋を作るにも鉄道の重さに耐えられるものを作るにはかなり大規模な高架である必要があります。

②について、沖縄本島は戦後アメリカの軍政下にありました。当時アメリカではモーター全盛期で、鉄道は時代遅れとされていました。また、車文化が浸透していたため公共交通機関を整備するという考えがあまりありませんでした。

沖縄本島が本土に返還されたころには国鉄が解体された時期で鉄道を作る風潮がなかったためにモノレールのみ残っているそうです。

建物の違いとして思ったことは「ベランダがでかい」です。これに関しては僕の住んでいる北海道が狭いのかもしれませんが気になったので調べてみました。

理由は暑さと台風対策です。
沖縄の家は直射日光をできるだけ避けるために屋根が大きく、軒下が広いです。この広い軒下を生かすためにベランダが広くなっているそうです。
また台風の風を受けにくくするために屋根の傾斜が緩かったり四角いことが多いです。そのスペースを使ったためにベランダが広くなったそうです。

ただ四角い家は北海道にも増えているため、雪の影響で北海道のベランダが狭い説が濃厚です。

名産品の「なぜ」

名産品にもその製品が発達して言った理由があります。植物に関しては気候が大きく影響しているのですが、特定の地域に競合他社が多いものに関しては必ず理由があります。

沖縄でよく見た郷土料理ではない食べ物として「ステーキ」があります。国際通りには「ステーキハウス88」というステーキ屋さんが乱立しています。店舗を作りすぎて経営難に陥っている某ステーキ屋のようにはならないでほしいです。

沖縄のステーキ屋さんはステーキハウス88のほかにも数多くありました。
では、なぜステーキが有名なのでしょうか。

理由は2つあります。
1つ目はモノレール同様、戦後アメリカ統治下だったためです。
アメリカ人が多く住んでいたためアメリカの食文化が持ち込まれました。
そのため、ハンバーガーやステーキなどを多く食べるようになりそれと同時に飲食店も増えました。

2つ目はアメリカからの輸入牛肉の関税が低かったからです。
本土では高かった関税も沖縄本島では低くなります。
よりリーズナブルな価格でステーキを食べられたため庶民にも浸透しました。

まとめ

なぜ、どうしてという視点をもって旅行をするとその地域の特性、歴史などがわかってきます。次回その地域に行ったときに話せる話題が増えたり、雑談の時にドヤ顔ができたりします。
今回のものは単純なものでしたが視座を高くして「なぜ」を探すことでより多くの知識を得ることができると思います。

単純な疑問でもいいので気になったら放置せずすぐに調べて自分の知識にしてしまいましょう。そうすればただの旅行に付加価値を付けられると思います。

読んでいただきありがとうございました。ではまた!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?