「エソテリック・ヒーリング年間講座」第7回レポート（後編）

今日は「エソテリック・ヒーリング年間講座」第7回のレポート後編を書きます。

第７回のテーマは「魂とその進化のメカニズム」です。

進化のスピード

先週に書いた前半レポートで、人間を卒業するまでに第1イニシエーションから第5イニシエーションまであると説明しました。

人間は何万回もの転生を通して魂を進化させていくわけですが、ではどのくらいの時間をかければ人間は人間を卒業できるのでしょう。

下図を見てください。ベンジャミン・クレーム氏の情報によると今の人類の平均の進化段階は0.25とのこと（シェア・インターナショナル誌2004年6月号P45）。第1イニシエーションにさえ到達していない人が大多数ということです。でもこの図を見ると、何億年もかけてほとんど横ばいだった魂の進化レベルが、最後にぎゅーーーんと一気に延びていますね。

第１イニシエーションを受けるまで何万回もの転生が必要、そして第１イニシエーションと第2イニシエーションの間も十回くらいの転生が必要な場合もありますが、それ以降はトントン拍子ですべてのイニシエーションを達成する、ということが多いようです。

イエスの一生

先の図で示された進化曲線の急速な立ち上がりのモデルは、（『新約聖書』に記録された）イエスの生涯でも象徴的に演じられた、とされています。
１．誕生
２．洗礼
３．変容
４．磔
５．復活
その誕生から洗礼までは30年の月日を要していますが、残りの3ステップはわずか3年しかかかっていません。

ひとたび第２イニシエーションを受けると、早い人はイエスのように同じ生涯、あるいは連続した生涯で第5イニシエーションまで達成するということもあるようですね。

神秘家と秘教徒

弟子には大きく２つのタイプ、すなわち神秘家タイプと秘教徒タイプがあるようです。

神秘家はハートのアプローチで愛の道、情緒→直観→モナド、と偶数の界層を登っていきます。秘教徒はヘッドのアプローチで知識の道、物質界→メンタル→アートマ、と奇数の界層を登っていきます。

でも、どちらかの道を行けば良いというわけではなく、両方の道を知らなければならないようです。

神秘家は、知的意思の活用を通して全体を統合していない限り自らの目的（活動に表される愛という目的）を達成するのに失敗するし、秘教徒も、自ら行おうとしているすべてのことへの十分な動機を彼に与える生き生きとした愛によって、意思と知識の目的を見つけないならば、彼もまた失敗し、知性を通して働くパワーの典型である利己主義者になるだけである・・・とのこと。

私は進むとしたら秘教徒の道っぽいような気がするので、利己主義にならないように「愛」をベースに動くように気を付けねばということでしょうかね。

神秘家たちの病気

秘教でいう病気の定義とは「魂の生命の円滑な流れを妨げたことによって起こる結果である」です。要は体に入ってくる＆分配されるエネルギーのバランスがおかしいと病気になるのです。

なんとなく人間（魂）が進化していくと病気にもならない気がするのですが、進化の途中段階にある弟子たち特有の病気があるようです。

例えば神秘家の道で非常に素晴らしい達成をした場合、急速にハートチャクラが発達するので、急に大きなエネルギーがハートチャクラに流入してくるようになって心臓に負担がかかってしまうそうです。
でも急速に実務的な何かを得ようと進化を急ぎすぎることがなければこのような状態は避けられるようです。

そんながんばらなくて良いのでは？

ここまでいろいろ物質界以上の世界のこと、進化や転生について勉強してきました。
いろいろな宗教でも解脱するだの5次元にアセンションするだの上の界層に少しでも早く行くことを目標にしている感がありますが、私としてはそんなに急いで進化しなくてもいいんじゃないか？と思ってしまっています。

まず無理に進化しようとすると上記にあるようにエネルギーバランスをくずして病気になってしまいますし、そもそももう何億年も自然にゆっくりと進化してきたのだから今少しくらい急ごうか急がまいが変わらない気がします。

せっかく魂が選択してこの地球に人間として生まれてきたのだから、人間らしい感情的な生活を送ってもいいと思うし、”執着”さえしなければ、物質的な世界を愛してもいいと思うのです。

どうせ（肉体が）死んだら、アストラル界→メンタル界と進化の過程のような道を歩むわけだし。
物質界にいる時くらい物質的な美しい世界を満喫すればいいと思うの。

それに、次転生してくるときの地球ってとても素敵な感じになっている気がするので、フツーに人間としてまた地球に転生してきたいと思うし。特に早く人間を卒業したいとも思わない。

今の地球が地獄のようだからみんな早く解脱したいと思うのかしら。

いろいろ考えると一周回ってよくわからなくなります☆

でも一方、秘教を学んだことで、今がまさに人類にとっての転換期であるということを感じることはできたし、そんな混乱の中で世の中や隣人に向けて今自分ができることをキッチリ地道に行っていこうと思っている所存です。