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アメリカのコロナウイルスの経緯 オハイオ


2020年 2月20日 アメリカ国内でのコロナウイルスの感染者は15人だった。

その頃日本ではダイヤモンドプリンス号内の感染者が問題となっていた。

たくさん感染者を出したフェリーから300人以上のアメリカ人がチャーター機で帰国した。その中で14人が感染していたので、アメリカ国内の感染者は一気に29人になった。

トランプ大統領は感染者も同じチャーターに乗せたことで激怒したが

「アメリカでの感染者は非常に低い、心配いらない」と発言した。
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2月28日、日本での感染者175人(クルーズ含むと894人)のときに日本では学校閉鎖という措置をとった。

当時カリフォルニアでは33人の感染者だけだった。それから約1週間後の3月8日のニュース

CNN March 8th News
Authorities have confirmed at least 21 deaths in three states; 18 in Washington, two in Florida and one in California. Those states were among the first to issue emergency declarations.
Since then, Kentucky, New York, Maryland, Utah and Oregon have declared states of emergency, respectively. CNNより転載

当局は、3つの州で少なくとも21人の死亡を確認しています。ワシントンで18人、フロリダで2人、カリフォルニアで1人。これらの州は、緊急宣言を最初にしました。
その後、ケンタッキー州、ニューヨーク州、メリーランド州、ユタ州、オレゴン州もそれぞれ緊急事態を宣言しています。

717人の感染。

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3月12日 オハイオ州

陽性5人 学校休校が決まった。
幼稚園から高校。全ての学校休校 それから100人以上集まるイベント禁止になる。

この頃トムハンクスの感染がわかったり、欧州のコロナウイルスの流行が始まりアメリカはEUからの入国を禁止。

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3月13日 全米

国家非常事態宣言 Declared national emergency 

5兆4000億円の支援金も決まった。

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3月15日 オハイオ

州知事よりの命令で全てのレストランとバーが閉鎖
それでもこの日の感染者はまだオハイオ州で50人だった。

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3月16日 

トランプ大統領は、国民に対し移動を制限するよう指示。しかし世界保健機関(WHO)が、新型ウイルスがパンデミック(世界的流行)になったと発表してから5日後。

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3月18日 オハイオ 床屋 美容院 ネイルパーラーなども閉鎖

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3月23日 オハイオ 外出禁止令 いわゆるロックダウンが始まる。

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3月22日までのオハイオの感染者数 351名 1歳から93歳まで平均は51歳 女性159名 男性192名 入院 83名 死者3名

例外を除いて外出禁止。例外は病院や食品買い出し。
絶対必要で重要な仕事以外も禁止

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4月4日
 
オハイオ州の感染者は3739人 それでもこの数字は非常に低いとされていた。

入院者1006人 死亡102人


アメリカ国内現在(2020年4月4日)

感染者数 277205人
死亡 6500人以上になっている


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4月から5月 少しずつ減っていたように見えた感染者だが5月後半からまたすごい勢いで増大していく。

アメリカ全土の死者はついに10万人を超えてしまう。


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5月25日 この日で自己隔離80日 外出禁止令が出てから64日になる。

日本では昨日緊急非常事態宣言が解除された。

アメリカは、まだまだ感染者数は減らない。

それでも経済的な理由から少しづつショップやレストランが再開してきた。
我慢していた反動かバーやビーチなどに人が殺到する。


同じく5月25日

ミネアポリス近郊で、警察官の不適切な拘束方法(首に足の重みをかけて拘束)によりアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが亡くなった。

この事件は動画で全国へ広がり黒人への差罰の不満が一気に広がった。
この日Minneapolisでは暴動に発展した。警察署が燃やされ建物が破壊され略奪も起こった。

Black Live Matter(黒人の命は大事)というスローガンで全米に広がった。大人数での集会を見てマスクをせずに大声で叫ぶ姿を見てショックを受ける。

そして平和的なデモだけではなく各地で暴力的な破壊行動が起こった。

オハイオでもコロンバスという都市とクリーブランド、シンシナティーで暴動がおこった。

カリフォルニアなどはモールが襲われ高級品の強奪が相次いで、こうなると(人種差別反対の行動)とは程遠くなっていく。

勿論暴動は、どんな時でも起こってはならないけれど、特にこの時期になぜ?という疑問が浮かぶ。

コロナの外出禁止でうっ憤もたまっていたことも大きかったと思う。全米各地のデモなどは1週間以上続いた。

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6月22日

6月中旬くらいから恐れていた通りにアメリカに感染者が増えてきた。

オハイオの場合19日から約700人増 昨日約600人増

確認済み感染者数は44262人 死亡者数2697人(オハイオのみ)

フロリダでは1日4000人突破。


アメリカ全体では6月21日現在

2,248,029人(32,411増)死亡者119,615人(560増)

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7月2日

アメリカのコロナ患者は急増中でオハイオだけでも7月1日に1000人を超えた。2日には1301人になった。

アメリカ全土では一日で54000人以上増えた。

特にテキサスとカリフォルニアで7000人超え、フロリダではなんと10000人を超えた。

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7月4日

アメリカ全土 CDCサイトより

感染者数 2,789,678人
新規 57,718 人

死亡者数 129,305人
新規 661 人

独立記念日ということで各地で花火があがり、パーティーが開かれるこの日。
近所でも少人数だが人が集まりパーティーをして花火があがる。カリフォルニア州では違法だが何百もの花火が夜空を染めているニュースを見た。

毎年花火をテレビで見るのを楽しみにしていたけれど、今年は絶望の破裂音にしか聞こえない。


そして約一週間後 嫌な予感は当たった。

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7月10日 オハイオでは感染者が一日1525人増えた、これは一番多かった4月19日の1380人を超えた。

アメリカでは感染者が爆増している。

遅かった禁止令 早すぎた経済再開 そしてマスクや手洗いが徹底していないこととデモそしてパーティーが重なった。

マスクを嫌がる人が多く各地で騒動が起きている。大統領自身マスク姿で公の場に姿を現さないことも大きな問題だ。

しかし、こんどこそアメリカは本気で取り組まないと取り返しのつかないことになる。

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7月11日 ドナルドトランプ大統領はついにマスク姿の写真を公開した。

4か月前にしてくれたらと思わずにいられないけれど、国民の意識が変わる良いきっかけになってくれたらと思う。


7月13日 

全米での感染者 3,296,599 人 新規 60,469 人 
死亡者数134,884 人 新規312人

この数字が止まる日が来ることを心から願う。

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