見出し画像

将来お店をやりたい人へ

店舗型ビジネスについて

自分でお店をやっているのに言うのも憚れるが「店舗型ビジネス」はオススメしない。
といっても、今更私が言うまでもなく様々なビジネス本に、固定費用のかかるものや、売り上げに上限があるものはやるべきでないと説いているし、飲食は儲からないと多くの人は肌感覚として理解しているだろう。では何故ぼくが店舗をやっているからというと、このやり方が「好きだから」に他ならない。

これは「賃貸vs持ち家」論争に似ているなと思う。お金持ちになりたい場合、負債を買わずに資産を買うべきであって、負債である家は買うべきではないというのが「ビジネス」側の意見だ。しかし、その人が思い描く家に住むことを生きがいにしていたらどうだろう?「お金持ちになるため」には買わない方がいいが、「幸福追求」のためには買った方がいいとなる。

これと同じで「お金持ちになるため」にお店をやるのはオススメしないが「幸福追求」のためにやるのは大アリだと思う。だが、言うまでもなくお金の余裕が幸福にもたらすパーセンテージは侮れないので、平行してお金を稼ぐための方法も考えておくとベターで、その方法は必ずしも店舗と結びつける必要はない。違うビジネスでお金を稼いで、店舗運営はビジネスと関係ないところで好きに運営するという形でもいいと思う。

自己表現のために店舗を持つことが最適なのか(他に方法はないのか)、そのやり方が好きなのか、続けられるのか、客観的に自問自答して、やりたい!という結論に至ったら今すぐ物件を探しに行こう。

※追記
できたら自分の箱を持つ前に、沢山失敗できる環境で学ぶといいと思う。何事も小さな失敗を繰り返すことで、学び、事業を大きくしていくものなのに、店舗の場合、失敗の代償が大きすぎるからだ。独立のタイミングは、資金力よりも、大きい失敗に耐えられるメンタルが備わったと感じた時だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?