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東京の新型コロナの検査数は2回算出方法が変更されている


はじめに

東京の新型コロナの検査数が知りたくて、東京のコロナサイトを見ていると、どうやら検査数の算出方法が2回ほど変わっていることがわかりました。
そのことを残しておきます。

これまでのデータ算出方法

サイトのモニタリング項目(4)に3つの算出方法が書いてありました。
現在は、下の3つの合計が検査数として表示されているようです。

(1)東京都健康安全研究センター
(2)PCRセンター(地域外来・検査センター)
(3)医療機関での保険適用検査

これまでは、下のようにデータをとっていたようです

4月9日以前    :(1)
4月10日~5月6日   :(1)、(2)
5月7日~      :(1)、(2)、(3)


グラフで変更時の境界を見てみる

まず、(1)のみから(1),(2)へと変更した部分です。

下の画像の赤線が、(2)PCRセンター(地域外来・検査センター)をデータに入れた境目です。
検査数はグラフを見る限り、あまり増えているようには見えません。

画像3


  

次に、(1),(2)に加えてさらに(3)医療機関での保険適用検査 をデータに加えるように変更した部分です。
下の赤線が変更時です。
この変更後、大幅に検査数が増えていて、(1)(2)の時の検査数の倍以上になっています。
そんなにすぐに検査数を増加させることはできないと考えられるので、
増えている大部分は(3)によるもので、(3)がかなり多かったと思われます。

画像3


陽性率

検査数の算出方法が変わっていることから、検査数を使って求める陽性率も、4月9日以前、4月10日~5月6日、5月7日以降で、分けて考えた方がよさそうです。
特に、4月10日~5月6日と5月7日以降は、検査数が大幅に変わっています。
4月10日~5月6日の方は(3)が含まれていないため検査数が少なく出てきてしまい、陽性率が高く見えてしまいます。

気を付けてみた方がよさそうです

おわりに

東京のコロナ検査数の算出方法を変更していることを知ったので、見てみました。
4月10日~5月6日と5月7日以降で、検査数が大きく変化しているため、この2つの時期で検査数や陽性率の比較をする時は注意が必要そうです。




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