18歳の大阪万博への意識調査

日本財団が定期的に行っている、17~19歳1000人を対象に行った18歳意識調査での、大阪万博への賛否を、マスコミを使って突然アピールしだした理由がよくわかる。

18歳近辺で万博開催への賛否を問えば、期待が大きくなって当然だろう。この年齢の成人? にとって全ての大きなイベント(人が集まる、催事)は、何らかの強制がなく、参加、不参加の自由が保証されているなら、殆どのイベントは善、楽、喜になるからだ。

ただ、それを自分たちが資金を集め、企画し、場所を探し、イベントを実行できる段階になってこそ、民間ではなく、国や自治体が行う公共の施策として万博の開催意義や、効果等評価できると思う。

私が18歳なら間違いなく、賛成していただろう。だが、経済効果とか当時本気で考えるとは思わないけど。

若者への政治参画といいながら、都合よく若者の意識を、世論誘導に利用するなら、開催そのものも若者に全て任せてしまえ

もちろん、そんな無責任な事をする大人などいないだろう。国民や、自治体の金を注ぎ込み公共のための施策を行い、その責任を取るのが大人の義務だからだ。

被選挙権は満25歳のままで、湯水のように国民の金を注ぎ込み、どれだけ批判があろうが経済効果の一点張りで、どんぶり勘定と勢いだけで押し進める無責任な大人が企画し実行する万博と、その後に続く、外資による博打事業を、「18歳の若者たちは賛成しました! 彼らのために行いましょう!」というなら、もう全て政治を彼らに任せるべきだろう。

だが、実情は、その後のツケを彼らに払わせるだけだ。




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