理想のブロック機能

 本来ネットサービスにおける特定ユーザーへのブロック機能とは、そのユーザー(登録でのひも付けにすぎないが)の関わる活動全てが、すくなくともそのサービスが提供している機能において自分の目に触れることがなくなるという機能であるのが理想であろう。その対象はサービス内に今まで通り存在しているのだが、ブロックした側からは存在していないのと同じというわけだ。

もちろん、現実生活においては、明らかな犯罪と認められない限り、一般的に不可能なのだが、あまりにも気楽に、無遠慮に、相手を理解しようとする過程をすっとばして、いきなり絡むことができるネットならではの利便性であり、ブロック機能はもう必要不可欠なのではないかと私は思っている。

丁寧にコミニケーションを取るという前提を両者が合意していない限り、多くの場合ネットのやり取りは一方通行になりがちであり、相手の同意を得ずに気楽にコメントできるネット空間で、合わない相手を無理に認知し合う必要はない

さて、Noteの場合なのだが、ブロック機能はやはり理想的には機能していない。例えば、私がブロックしたユーザーというのは、少なくとも私にとって、その人物の書いていることは意味不明であるだけでなく、最初から不必要な悪意や敵意を感じさせるコメントを私にしてきたからであり、そして少なくとも私が興味を持ったりフォローしている人にも、繰り返していることが多い。

私の記事に最初はコメントをされたので、内容を見て当人の記事なども確認し、これは相手するだけ時間の無駄(お互いにとってそうなのだろうが、こっちにとってはもはや相手の意図がどうとかいう問題ではない。無理に理解してもらう時間がもったいないのだ)だと思いブロックしたのだが、その同じユーザーが、私がフォローしているいろんな方の記事に同じようにコメントしているのは普通に私から見ることも読むこともできる。

もちろん、そのユーザーが存在して、私がたまたまフォローしている方にコメントしているのが問題なのではない。私からそのブロックしたユーザーのコメントが見えてしまうというのが問題なのだ。

あえてそうしないメリットもわかるのだが、正直、ブロックした相手というのは、そのサービス内では目にしたくない相手だろう。私は、どうせなら、そこまで完全にブロックしてほしいと思う(そしておそらくそれは、Note側がその機能を追加する気があれば、できるはずだと思う)

ブロックした相手が誰かの記事に書き込んでいる場合は、ログインしてみている限りは、そのユーザーとコメントは、ブロック中ですとだけ表示されるというわけだ。ぜひ、運営側には考慮してほしい。


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