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第十四走目:右肩に太陽

2023/08/30
7.5km - 8.0km
20分

私は何か決意事がある時、太陽の模様のタトゥーシールを貼る。

多分きっかけは井上雄彦のリアルという漫画で胸に星のタトゥーを彫るというのがあって、真似をして脱臼しがちな肩にシール貼って(流石に彫るのは勇気がいるので)願掛けをしたら見事に叶ってしまったとかだった気がする。

タトゥーシールは本物タトゥーと違って二週間もするとぱらぱらのモザイクになって剥がれてしまう。やむを得ず温泉に行くときはガムテープやコロコロで剥がしてしまう時もあるが、これが完全に剥がれるまでは絶対に続ける!と決めてしまう。二週間もすると習慣になり、成果も出てくるので大体成功する。
そして、昨日風呂に入ったら最後のモザイクが剥がれ落ちた。

なんか変わった? 目つきが悪くなった!
走るの好きになった? 普通くらいに嫌い!
そして、
ランナーズハイきた? いいえ!

はい、もう一枚。
前回よりギラギラした模様の太陽を右肩に貼った。ついでに別の理由でアトミック模様も貼った。なんて強欲な女なんだろう。しかし、欲望は原動力になる。たぶん。

鏡の前で肩の先っちょに乗った太陽を見る。いつもの私の不機嫌顔がチョット強面に見えるのが不思議だ。ソイツは走るのをやめないためにタトゥーシールを貼り、走るのがいやで不機嫌な顔をしているただのヘタレである。
でも太陽のシールは毎回決意の表れと共に、私に勇気をくれる。
次に目指すのは毎日走り続けるコンディションの持続。そして強度(スピード、時間)をあげること。それを楽しむ事。段階は多いがやることは見えている。あとは実践するのみだ。

最近チョット工夫が足りなかった。少し体力がついて驕り高ぶっていたのかもしれない。今週いっぱいは無理をしないと決めたはいいが、毎日の工夫までやめては何にもならない。

今日は珍しく昼に走る。
膝に負担がない走りについて考える。マシンの前方に目張りを貼ってその延長線上を渡るつもりで走る。左膝が外を向いている。多分以前痛くなったのはこの癖もあったかはに違いない。両足親指が目張りを向くようにして走る。背中は地面で垂直にしないと足裏が真っ直ぐに降りない。腕を90度は意識しなくても余裕でできるようになったが、振る速さでテンポが狂う。音楽はかけるが音楽のテンポに惑わされない。それでは意味がない。

つまりは基本に忠実に。これが無意識で行えるようになればランニングマシンでいる限りはどんな速さでも対応できるはずだ。大丈夫大丈夫。好きこそ上手なれというが、走るのは嫌いでも工夫するのは嫌いじゃない。突拍子もない妄想も好きだ笑

そんなことを気を付けていると本当にあっという間に20分が過ぎる。走り始めた当初は嫌で嫌で仕方がないから20分にしたが来週から5分ずつ伸ばしてみよう。

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