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『最初はグー‼』

2020年3月29日
才能ある人物がこの世を去った
・・・《志村けんさん》享年70歳

昭和~平成~令和
のお茶の間を笑わせ続けた
「コメディアン:笑い人」

これを機に
『お茶の間』という言葉そのものが
一気に風化してしまう気がする
・・・何故なら
そのアイコンそのものが彼だったからだ

まさに茶の間に居る
子供からお年寄りまで・・
誰も傷つけず
誰にでもわかる笑いを届けた

ただただ笑わせる・・・いや「笑われる」
ことにこだわった緻密なコントとキャラ

そこにあったであろう
圧倒的なプロ意識は
凡人の我々には計り知れない


映画『キネマの神様』の
主演が決まっていたというのに

まるで
「俺はやっぱり柄じゃねーから」
と言わんばかりにフェードアウト

原作(著:原田マハ)が素晴らしく
是非とも観て見たかった配役だったので
ただただ残念でならない


そして
ここまでの功績がありながら
誰にも看取られず荼毘に付し
「お別れの会」すら出来ない
・・というこのタイミング

「メソメソされるのは
 俺の主義じゃないしなっ!」
・・・だったのでしょうか!?


亡くなって気付かされた
存在の大きさ
笑いの大切さ

「力抜いて」
「人を信じて」

・・・とっても大事なことを

残していってくれたような気がしてならない

緊急事態宣言

はじまりました・・戦後最大の国難
自粛その他・・様々な我慢が必要です
(経済が云々と言う話はしません)

ロックダウンでもなく
罰則や罰金でもなく・・・
日本人の精神や人間力
個々に試される「一カ月」

それに賭けた「お上」


開始三日目にして己に問う

*口にしている正論と
 頭の中にある思考は
 自分勝手に少しだけ
 どっかでまだ緩くないかい!?

*胸の内にあるごもっともで
 わかっている(風な)感情と
 それなのにこれまた都合よく
 少しだけずるい行動を
 取ったりしてないかい!?


性善説がベースにある今回のこの施策

「やらされること」には
 いつしか限界が来るが
自発的なそれ」には
 それに打ち勝つだけの正義が付きまとう

でもね・・・
やっぱり
緩くてずるいところもあるよね

ハンドルに遊びがあるように・・・
そうじゃないと
人って真っ直ぐ進めないのかもしれない

そしてそれって「お上」は
既に織り込み済みの
バッファーなんでしょうね

ベクトルだけは・・・

震災とかと違って
全国民が
被害者であり加害者でもあり・・・
そして何となく評論家気取りで

ホントは心のどこかで「自分は大丈夫」
・・ってちょっぴりやっぱり
  ずるくて緩くて

もしかしたらそれは
きっと人それぞれでいいのかもしれない

決して思考や言動が・・・
 *強くなくても
 *重くなくても
 *長くなくても
 *色が違っても
そう
 *ちょっぴりずるくて緩くても

ただその方向性(ベクトル)だけは
同じ方に向いてないと
ホント駄目だよねっ!てことなんだと思う


ジャンケンする前に
「気」合わせする・・【最初はぐー】
(志村けんさん発案(!?)らしい)

宣言発令後の
今月はまさに【最初はぐー】のタイミング

今から
『全国我慢大会』が始まるから

*みんなこっち向いて・・・
「気」を合わせてねーー
*一斉の施っ!だからね
*後出ししないでねーー

・・・みたいな

今回のジャンケン(発令)は
みんなの「気」を合わせないと
(間違いなく)ホントやばい


【最初はグー】
みたいな魔法の言葉はないけど

少なくても
上段に構えないでいいから
「力抜いて」
「人を信じて」・・・

志村けんさん
それでいいですよね


天国から大きな声でお願いします
「最初はぐーーーーっ!」って

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