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『動因と誘因』

「興味が持てないのなら

   辞めてもらって構わない」


お手伝いしているK社のトップが

スタッフに向けて発した言葉だ

ドライブとインセンティブ

動因(ドライブ)】とは

「欲求の原因になる力

 または人を行動に駆り立てる力」

つまり内側から湧き出るモノ

『好き』に近い・・・内的動機


誘因(インセンティブ)】とは

「動因を満足させるものとして認知される対象

 または外的諸条件」

つまり人参(モノで釣る)と言われるモノ

『損得』に近い・・・外的動機


「辞めて貰っても構わない」

の真意はこう言うことだと思う

給与(賞与)や表彰(褒美や休み)といった

外的なものだけではなく

好きや興味があるといった

内的なモノで共感し合えなければ

結局のところ互いが不幸になると


外的動機づけだけでは

持続性のあるものにはならず

満足度の賞味期限は驚くほど短い


勿論 経営者たるもの

外的諸条件が重要だということは百も承知

が故の

辞めればいい」といった強いメッセージ

裏返せば「そこに気付いてくれよっ‼

なのかもしれない・・・天晴れ‼

エンジン

確かに動因なき延長線上で

提供される商品やサービスは

お客様にとって失礼極まりないのも事実だ


どんなにレシピ通りに造っても

心のこもっていない料理は

お客様には響かない・・・ですよね


理念という旗印と方向性を掲げても

それに向かう自発的エンジンは

一人ひとりが持ち合わせねばならない


そのエンジンは【Drive:動因

燃料が【Incentive:誘因

なのではないか(とも思う)

ビール片手に

「大好きな仕事ですか?」

そう質問されてどれだけの方が

無条件に「はいっ‼」と

答えることが出来るのだろうか


「好きになる」だなんて・・・

青臭いこと言ってんじゃないよと

お叱りを受けそうですが・・・


でも敢えて質問をこう切り替えれば・・・

▪その仕事は誰のためですか?

▪その業務は何のためですか?

▪その仕事に採用されたときの感情は?


「家族のため/お金のため」

勿論その動機づけに何の問題もありません

でもそれの更に奥の奥にある

本当の意味での本物の【Drive:動因】に

向き合ってみることも

立ち返ってみることも

思い出してみることも

・・・必要だと思うのです


白熱の「ラグビーW杯:2019」

残すは決勝戦(&三位決定戦)のみ

凄味や感動のほかに

沢山のことを教えてくれてます

(って私見ですが・・)


熱い男たちのぶつかり合いを

ビール片手に観戦しながら

【Drive】について

思案してみては如何でしょうか

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