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歩いて暮らせるまち【富山県富山市】

「富山県」と一口に言っても、市町村によってその特色は様々。そこで15回にわたり、富山県内の市町村をご紹介していきます。

どの街でどんな暮らしができるのか具体的に想像しながら読んでみてください。

第一回目は県庁所在地の富山市
富山市は人口約41万人の都市。富山県の中心部に位置し、富山湾へも立山へも行きやすい場所です。(立山連峰は海からたった50kmのところにあるんです)

それでは、富山市の魅力をドドンとご紹介!

◎利便性重視ならコンパクトシティ富山市がオススメ

市内電車

©︎(公社)とやま観光推進機構

地方に移住したら、自家用車は必須…

そう思い込んでいませんか?コンパクトシティを推進する富山市なら、車なしでも生活することができますよ

自家用車を所有するには、お金がかかりますよね。
自動車税、自賠責保険、車検、ガソリン代、駐車場代…。コンパクトカー1台を所有するだけで、年間50万円以上。子供が生まれて大きい車に買い替えると、より一層維持費がかかってしまいます。

また、首都圏からの移住を検討している人の中には「運転免許持っていない!」という方もいらっしゃるのでは?「これから教習所に通うなんて無理…」と地方移住を諦めていませんか?

そこでオススメしたいのが、コンパクトシティ・富山市
コンパクトシティとは、公共交通機関沿線に居住地域を集約するまちづくりのこと。通勤時間の削減やCO2排出量削減、自動車を利用できない人(高齢者や子どもなど)の移動しやすさ向上などメリットたっぷりなんですよ。

富山市は、全国に先駆けて2007年から「コンパクトシティ」を推進してきました。

富山市中心部には「富山ライトレール」「市内環状線」と名付けられたLRTが整備され、従来より市内を走っていた富山地方鉄道富山軌道線(市内電車)と併せて利用できるようになりました。
2020年には、富山駅の南北が接続され、さらに利便性がアップ。運賃は一律210円(大人)と安価なのも嬉しいポイントです。

65歳以上の高齢者には市内各地から中心部への運賃が100円となる公共交通料金割引制度も実施されているので、運転免許証を返納したあとも利便性の高い暮らしが保証されています。

◎首都圏からの移動がラクラク!

東京駅から富山駅までは北陸新幹線でなんと2時間8分!リモートワークが広がってきた昨今、首都圏の会社で働きながら富山市への移住することも十分に考えられます。

また、羽田空港から「富山きときと空港」までは55分のフライトで到着。
空港は市街地に近く、富山駅まで車で20分ほどのところにあるので、利便性が抜群です。

関西方面へも行きやすいのが富山市の立地の良さ。現在、JRを使えば約2時間55分で大阪までいくことができます。将来的には北陸新幹線の関西方面への延伸が予定されており、関西方面がさらに近づきます。

◎中心部に住宅を購入すると…

「富山市公共交通沿線住宅取得支援事業」は、前述した公共交通機関沿線で住宅を購入する方に補助を行う事業です。
金融機関からの借入額の3%が補助されるのは非常に魅力的です。

◎水道水が…美味しい!!

富山は水が美味しいことで有名ですが、どれくらい美味しいかというと…
水道水がモンドセレクション金賞を受賞するくらい!美味しいのです。

富山市の水道水をペットボトルにつめただけの商品「とやまの水」。この商品が、2012年度から9年連続で金賞(内、6回は最高金賞)を受賞しています。
「原材料名:水道水」という表記が新鮮です。

◎医療・福祉の充実度

地方移住で懸念されるのが医療の充実度。
富山市には46の病院、339の一般診療所、69の介護保険施設があります。富山県は救急車による現場到着所要時間(短さ)が平均7.0分と全国1位。安心して生活できますね。

また、福祉も充実しており、特に注目されているのが「富山型デイサービス」と呼ばれる福祉サービスです。
一般的な福祉施設は、高齢者対象、障がい者対象など施設によって利用者が限定されますが、「富山型デイサービス」は年齢や障害の有無にかかわらず、その人にあったサポートを受けられます。「富山型デイサービス」の施設はいずれも、家庭的な雰囲気のもとで対象者を限定しない形で運営されています。

これは、富山から全国へ広がっていった新しい福祉の形。
同じ施設で過ごす人全てにとって、自然で、かつ一人ひとりにあった支援が受けられるのが魅力です。

◎ガラスのまち

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©(公社)とやま観光推進機構

富山市は、「ガラスのまち」としても有名。
売薬が有名な富山では、300年以上前から薬瓶の製造が盛んに行われていました。

富山市内には、ガラス関連の施設が充実しています。「学びの場」である富山ガラス造形研究所、「鑑賞の場」である富山市ガラス美術館、「制作の場」である富山ガラス工房。

ガラス作りに集中したいと、県外から富山市へ多くのガラス作家さんが移住してきているんですよ。

◎オススメの施設、イベント

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©(公社)とやま観光推進機構

<「キラリ」(富山市立図書館/富山市ガラス美術館)>

富山市立図書館と富山市ガラス美術館が入った複合施設キラリ(2015年オープン)。隈研吾氏の設計で作られました。そのデザイン性の高さから観光スポットにもなっています。

開放感溢れる空間で、図書館では読書や勉強、仕事が捗ります。富山市フリーWi-Fiが完備。パソコン専用のスペースや、社会人専用のスペースもあるのが嬉しいですね。

富山市ガラス美術館には、現代グラスアートが中心に展示されています。富山市には「孫とお出かけ支援事業」という事業があり、孫やひ孫と博物館などに入館すると入館料が無料になります。富山市ガラス美術館ももちろん対象。休日、家族でお出かけして美術に触れてみるのはいかがでしょう?

アクセス▶︎電停「西町」から徒歩1分
住所▶︎富山市西町5−1

<おわら風の盆>

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©(公社)とやま観光推進機構

毎年9月1日〜3日にかけて、富山市八尾(やつお:旧八尾町)で行われるのが「おわら風の盆」です。

町中のボンボリに火が灯り、浴衣や法被に身を包んだ踊り手たちが編笠を被って町を練り歩きます。三味線、胡弓の音にあわせて、歌い、踊る3日間。

300年以上の歴史をもつおわら風の盆には、毎年全国からたくさんの人が訪れます。一度体験すると、翌年もまた来たくなる魅力があると多くの人が語ります。

2020年の紅白歌合戦でバンド東京事変がおわら風の盆をモチーフにしてパフォーマンスを披露したことで、さらに注目が集まりました。

その八尾に近年オープンしたのが越中八尾ベースOYATSU。蔵を改装して作られた一軒貸しのゲストハウスです。

明治5年建造の建物に泊まり、その土地の食を堪能する…。贅沢な時間を過ごすのにぴったりの場所です。

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利便性と自然の豊かさが程よくマッチした富山市。

都会の利便性がどうしても手放せない…そんなあなたにぜひ、移住先としてご検討いただきたいです。

皆様と富山でお会いできるのを楽しみにしています。



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