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ティク・ナット・ハンさんが教えてくれた辛い時に唱える三つの言葉

母がヨガの勉強をしていることもあり、家にティク・ナット・ハンさんの瞑想の本が置いてあった。

<呼吸>の瞑想、<今を生きる>瞑想、あともう一つあったと思う。

お釈迦さまの難しい言葉を「マインドフルネス」という横文字を用いながら、かなり分かりやすく書かれている。

ティク・ナット・ハンさんの生涯については詳しく知らなかったけれど、出身であるベトナムで長い戦争が起きている最中に、どんなことを考えていただろう、と思う。

自分が布教している国々が、自分達に戦争を仕掛けている、という状況下で、許せない出来事の数々があったのではないだろうか。

ティク・ナット・ハンさんの本の中に「三つの救いの言葉」が書いてあった。

「愛するあなたへ、私がいま辛い思いをしていること、怒っていることを、どうか分かってください」
「私はいま、自分にできる最善を尽くしています」
「どうか私を助けてください」

怒りがあって、冷静に相手とコミュニケーションが取れない時に、この三つの言葉を書いて、相手に渡すと良いでしょう、と本には書いてあった。

最近私も仕事でそういうことがあったので、心の中で相手に唱えてみた。

私が許せない時のパターンはだいたい「仕事のできる冷たい人」と決まっているのだが、今回もそうだった。

許せない相手が目の前に現れるのは、自分の中にある認められていない部分、他人に受け入れてもらえるか自信のない部分が引き金になっていると思う。

それを受け入れられる「自分」にならなければいけない、と思っていた。

そういう「自分」にはなれない。

固定した状態でいることはできない。


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