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何か始めてもすぐに続かなくなってしまうあなたへ
こんにちは。ライフコーチの為近奈央です。
今日から6月。新しい月が始まると何となくリセットされたような気がして新しいことを始めたくなります。
やり始めた時は新鮮で楽しい。
けれど、だんだんと楽しくなくなり、辞めてしまう。
これがまだ、趣味や習慣ならまた違うことをやればいい、となるのですが、お仕事などだと続けるのが辛くなっていってしまいます。
私が社会人になりたての頃、会社を何度も転職しました。
転職した直後は楽しいけれど、時間が経つにつれて、会社や業務の実態が見えてくると、途端に働くことがつまらなくなっていきました。
新しい時には自分にとって新鮮で刺激的ですし、自分で選んだところだからいいと感じることも、時間が経つと当たり前になってきて、面白くなくなってしまう。
始めた頃と続けてみての印象が変わるのも、始めた頃には分からなかった一面が見えるのも、当然だと思います。
しかし、こんな風に印象が変わっていくことに気分で合わせていくと、新しいことを始めた時はハイでも、すぐに飽きてしまい、次へと求めていってしまうのです。
新しいことを始めても続かずに次から次へと移っていく人は、単純に目の前の仕事の「合う、合わない」ではなく、自分自身のあり方や持っている考え方が原因になっていることがあります。
新しいことを始めても続かない理由
理由は2つあります。
1つ目は「慣れる=つまらない」という考えを持っていることです。
取り組んでいることに慣れてくると、新鮮さは薄れ、新しいという意味での面白さはなくなっていきます。
この段階で、楽しめなくなってしまった自分を強く感じると、合っていないと感じ、辞めてしまうのです。
最初の新鮮な面白さと、慣れてから見つかる物事の良さは違うもの。
ですが、最初のように楽しみ続けられない自分に気づき、本当は合わないのではないか、と自信を無くしてしまう人を私自身も含め、何人も見てきました。
2つ目は感情に対して「受け身」だということ。
何か取り組んでいるときに、楽しい、つまらない、という気持ちを感じることがあると思います。
この時の「楽しい」や「つまらない」は実は「受け身」の状態です。
分かりやすく言うと、食卓に、自分が苦手なにんじんが出てきたとします。
にんじんは美味しくないからだから、食べない。
これは、与えられて食べようとしている状態なので、受け身です。
でももしかしたら、キャロットケーキにしたら、美味しく食べれるかもしれません。そもそも、自分が感じていた「美味しくない」は、たまたま食べ方が自分に合わなかったのかもしれません。
本当は、目の前の食べ物をどうしたら美味しく食べれるかを考えることが出来る。つまり、どうしたら「楽しめるか」、「つまらないを克服できるか」を自分で考えることが出来るのです。
始めることに、自分の理由と目的を作る
何か始めても続かない時に取り組んでほしいこと。それは、、、
・慣れてきたころに感じる、穏やかな感覚を乗り越えること
・受け身ではなく、自ら楽しめる環境を作ること
です。
始めた時が一番気持ちがノっているのだとしたら、始めたことの何が自分にとって楽しくて、どんなことが得られたらゴールなのか、考えてみてください。
ゴールを考えると言っても、人に説明するためではありません。
自分がこうしてみたい!と思える、自分自身の目標を立てることです。
その意味で、他の人に理解されない内容でもいいのです。
私が2年半続けたお茶屋さんの仕事は、コーチング以外の接客・サービス業として、人との関わりが自分にとってどんな影響を及ぼすのか、そして、どんな接客をすると幸せに物が売れていくのかなということを知りたいという目的でした。
働いていく中で、新しいスタッフを育成したいという気持ちも生まれてきて、スタッフ育成にも関わりました。
トレーニングを担当したスタッフは卒業しても、定期的に会いたいとランチのお誘いが来ますし、コーチもある意味クライアントを育成する仕事なので、繋がることがたくさんありました。
しかし、ずっと楽しかったわけではなく、途中、辞めたいと思ったことは何度もありました。その時はその時で仕事との関わり方を考え、今日はこんな風にやってみようと試行錯誤しながら過ごしてきました。
私は、同じで単調なことはあまり楽しくないんです。
だから、「慣れている仕事でも、毎日ちょっとずつ違うこの感覚を味わいたい!」という気持ちで取り組むことを大事にしています。
まとめ
始めてもなかなか続かないということを繰り返しているときは、選んでいるものが自分に合うか合わないかよりも、自分が取り組むときの姿勢を見直す方が、大切だと思います。
せっかくやってみたいという気持ちが生まれたなら、目先の「楽しい」「つまらない」だけではなく、自分のやってみたい気持ちを最大限くみ取って自分を活かす。
一般的な先入観に囚われて、「この環境はこうだから」、と決めるより、自分で居心地がいい状態を実現するには、どうしたらいいのかを考えてみてください。きっと楽しく続けられるヒントが得られるはずです。
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