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「ダンケルク」:途切れることのない緊迫感

4月1日、お花見のあとに飯田橋ギンレイホールにて観た映画の一作品目「ダンケルク」。

私は2作品目の「ドリーム」を目的にいったので、自分の苦手な銃戦シーンに、「わあぁ……これに2時間耐えるのか……」と圧倒されたのがはじまり。

物語のストーリーや実際の史実については不勉強で十分に把握しきれない中で、途切れることのない緊迫感がつづきます。

ストーリーがあるというよりは、ただただ戦争の緊迫感がそこにある。

最後まで圧倒されるまでの臨場感に溢れる作品でした。

映画終了後、映画館に貼ってあった監督のインタビュー記事を読みました。映画で「体験」を味わってほしい、ということが書いてあって、映画制作の意図は見事に実現されているな、と思いました。

映画の発明者として知られるリュミエール兄弟が「ラ・シオタ駅への列車の到着」を上映したとき、当時の観客は本物の列車が目の前に迫ってくると錯覚して驚いたという。「ダンケルク」も同様に、画面の中には“本物”しかない。そのことが圧倒的な臨場感を呼び起こし、観客はまるで自分が戦場にいるかのような錯覚に陥るのだ。

内容知っていたらみていなかったと思いますが、こういう映画体験も良い経験だなあ、と。

戦争の一面をある種の“体験”をもって知ることができる映画作品なので、学校の授業などに取り入れてみてもいいのではと思いました。


花を買って生活に彩りを…