マガジンのカバー画像

徒然なるままに

87
徒然なるままにメモ
運営しているクリエイター

#想像力

「間違えて妊娠させちゃったとしても、流産したらある意味ラッキーだよね」という発言に、どう向き合うか

電車の斜めまえの席に座っていた若い男性3人組は、共通の友人について話をしていた。その友人は(軽はずみで)セックスした女性に妊娠させてしまったようだった。その後、二人は結婚することにしたけど、相手の女性は結果的に流産したという。詳しい内容は忘れてしまったけど、その話をきいた3人組のひとりは、「これ、めっちゃサイテーな考えだけど」と前置きしてこんなことを言った。 「もしノリでやって、間違えて妊娠させちゃったとしても、流産したらある意味ラッキーだよね」 みたいなことを。 わた

もしも男性も妊娠するようになったら・・・?

漫画や絵本の表現力って、文章とはまた違うものがあっておもしろいなと感じる今日この頃です。 そんななか、とっても秀逸な表現をみつけました。 当事者性を喚起して、想像力を与えてくれる作品。 この漫画は不倫とか買春している人にこそ、みてほしいと思いました。 まさか自分の子どもを妊娠、出産しているなんて。買春している男性はきっと想像もしていないでしょう。 地震とか事故とか、どんな問題もそうだけど、「自分は大丈夫」と思ってしまいがち。 だけど、避妊具なしでセックスをすれば

不倫報道とスタバから考える「企業の教育機能」

2017年8月3日、斉藤由貴さんによる不倫釈明の記者会見があった。私は、ときどき見るAbemaTVのニュース番組でこの会見の様子を目にした。 さまざまなニュースがある中で、不倫釈明会見の様子をただただ垂れ流していることに呆れながらも、当時話題になっていたので、どんなものか見てみようという感じだった。 その内容は悲惨なものだった。不倫を認めさせて何になるんだろう?という目的が見えず、無意味な会見のように思えた。 とくに記者たちの質問に哀しい気持ちになった。 彼ら、彼女

苦しみや辛さは人と比較できない

これは私の友人の言葉です。格言なり。 人は同情や共感はできても、他者の苦しみを完全に理解することはできません。 だから、苦しんでいる人に対して、「そんなことで弱音を吐くなんて甘えだ」とか、「わがままだ」と言う人がいます。 敢えて非難しなくとも、飢餓や病気で苦しんでいる人にとって、就活や婚活で苦しみ、死にたいと思っている人の悩みは贅沢なものだと感じるのではないかと思います。 だけど、苦しみはあくまでも主観的なものであり、他者が何と言おうと当人にとって苦しければ苦しいもの