フリーランス辞めて、またフリーランスに戻ったワケ
「クリエイターを組織化することは可能なのだろうか?」
フリーランスを辞めて、会社員となり1年経とうとした頃、ふとこのことが一番の課題となった。
クリエイターとしての作業・・・「アイデア」が業務の割合を占めるのではないかと思う。
作る技術だとか、作り方とか、そんなの誰も見ていないし、評価したところで何のメリットもない。
全てはアイデアから始まるのである。
数秒で出てくるのならば苦労しないが、長年の経験と知識を費やさないとなかなか出てくるものではない。
組織として動き出した時、平均年齢は26、7くらいだったと思う。
パートさんも居れば、現役大学生だっている。
その中でアイデアを出す力を持っているのは中々いなかった。
もちろん僕だってそう。
ビジネス視点から見ると、「考えている時間も給料払っているんだから、無駄なことはしないで。
僕がこんなことを言われたら発狂してしまうが、プレイヤーから経営の立場になった時に避けられないことだった。
その後も作業の効率化やワークフローを徹底すればするほど、クリエイターの質が悪くなっている気がした。
そんな現実を見続けた結果、フリーランスに戻ることを決めた。
「自分は何を生きがいにしているのか?」
金儲け?・・・いや違う。お金があったところで・・とは思うが最低限は稼がなければ。
名誉?・・・自己犠牲?・・・
フリーランスに戻りもうすぐ1年。
何か大きな、見えない壁にぶつかりそうな気がする。
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