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今は夜、まっくらだ。それなのに、まわりがぼんわりと明るい気がするのは、あたりが真っ白だか…
真夜中にふと目覚めた。冷えた窓を開けて、空を見た。まだ、真っ暗。遠くの道路を車が走る音が…
一枚、また一枚。うすく重なる泥の層を竹へらを使ってはがしていく。中で硬さの違う層に行き当…
時間を超えていく感覚に、どうも慣れない。皮膚が泡立つ感覚は、寒さを感じるものに似て心の奥…
夜の続きで朝を迎えた。まばたきしたら、朝の時刻になっていた。外は暗いままだから、寝室の中…
まっくろで、ぐねぐねとうねっている道を奥へと進んでいく。目に見える動きは波のようにやわら…
