見出し画像

人間関係をはじめるということ

私は今、悩んでいる

私は今、福祉分野の職に就いている。
人生を振り返ってみると、常に他人に何かを与えて来たような気がする。
話を聞いて、アドバイスをし、励まし、応援し、よく肯定をしてきた。
ただ、もう少し深く人生を振り返ってみると、与え続けなきゃいけない関係の人とは、付き合うのがシンドくて関係を終わらせてきたなとも感じる。

ふと、やったことに対しての見返りを、どこかで求めていることに気が付く。
それが5:5である必要はないのだけれど、何かが欲しい。

ここで冒頭に話は戻る。
私は今悩んでいる
福祉職という肩書のせいもあってか、プライベートでも今、与える側になりやすい。
傾聴して、相手に寄り添うことも多い。
ただ、その関係性が今はシンドい。
今年度に入ってからポジションが変わり、少し上の立場になったことで、愚痴を言い合える社内の仲間がいなくなった。
そのこともあってか、プライベートで私の話も聞いてほしいという欲求が高まっているのが分かる。

そう思った時に
あれ?この与えているだけの関係って友人関係ではないのでは?
と気が付く。
そして急にその人と付き合うのがシンドくなり、私の方から距離を取って行くいつも通りの人間関係。


ここに、大きな落とし穴がある、と、今朝、気が付いた。
別に与えてもらおうとしていない人に、勝手に与えようとして、勝手に失望しているのかもしれない
ということだ。


相手は別に与えられることを求めていなくて、ただ普通の仲間でいたいのに、こっちが勝手に与えて、勝手に見返りを求めて、勝手に失望していく。
そう考えると、非常にタチが悪く、しかしとても悲しいことに、私は与える以外で関係性を始める術を人生で学んで来ていないことに気が付く。
もっと言えば、貰うことに抵抗感がある。
貰ってしまったら返さないといけない。
その対等な関係を求めているはずなのに、返さないといけないことが煩わしいので貰うことができない。

なので、お金を払っての人間関係が心地良い。
もう与えているから、貰うことに抵抗感がないから。

人間関係をはじめて行くというのは、とんでもなく難儀なことだと。
ただ、何も無くても一緒に居ることができる対等な関係を作る気付きの第一歩を、なんとなく踏み出せた気がしたので、はじめての記事を書いた。
今後もアウトプットの場にできたらなと考えております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?