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買ってよかったもの:20㎝フライパン


台所周りで買ってよかったものはいくつもあるのですが、ここ最近で「買ってよかった!」と思えたものが、これ、20㎝フライパンです。

大は小を兼ねるの精神にのっとり我が家には24㎝と28㎝のフライパンがあります。どちらも深めのタイプなのでお鍋代わりに使えます。とはいえ実際に使ってみると「大は小を兼ねるっちゃあ兼ねるけど、なんか使いづらい」ことがわかります。これだけの量でいいのに、という時に調理器具がでかすぎると、錯覚でしょうか、実際以上に少ない量を作っている感じがするのです。

気づくと我が家の胃袋に適した量ではなくフライパンのサイズに適した量で作るのが習慣になっていました。ところが私も主人も「出されたものは全部平らげる」という心優しきタイプのため、多少作りすぎたくらいであればぺろりと完食してしまいます。食品ロスと無縁、地球に優しいなんと素晴らしき我が家かな。

ですがどう考えてもこれ体にはあまり優しくない生活で、当時は遅めの夕食ということもあって消化が就寝までに間に合わず、主人は食道に炎症を起こしていたっぽいですし、私は私で長く眠るわりにはすっきりしない、どことなく体の重たい日中を過ごしていました。食べ過ぎだったのだと思います。

20㎝フライパンを購入してからメインのおかずの量が明らかに適量まで減りました。このフライパンに収まる量でと考えながら材料を用意すると、ちょうどいい量のおかずができるのです。

餃子は市販のものだと12個入りが多いですが、まるーく並べるとちょうどぴったりサイズ、お皿にもするんと平たく盛れます。24㎝フライパンだとこれがうまくできずもどかしかったのです。

また20㎝フライパンは煮魚にも本領を発揮してくれます。二切れ分がきれいに収まります。煮汁も少ない量でよく回りますし。二人分の目玉焼きとも相性がいい。

購入のきっかけはスーパーの棚に並んでいた「きょうの料理ビギナーズ」2020年3月号のテキストです。このテキストの横に20㎝フライパンが並べられてるのは反則だと思いました。

この謀略にまんまと乗せられ、あの日まったく予定になかったテキストとフライパンを買って帰ってきてしまいましたが、でもそのおかげで今とても快適なキッチンライフを送れています。某スーパーさん、ありがとう。


#買ってよかったもの

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