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2020/9/28-29(火)カラマーゾフの兄弟ついに読んだよーって言いたいだけの話


長雨もいったん去って久々の晴れ間、ようやっと夏物シーツを洗って干せた喜び。すこーしずつ身の回りの品が秋冬物になっていきます。

さて9月入ってついに読み始めた積読本「カラマーゾフの兄弟」、おかげさまで先日全編読み終えました。せっかくですものこの報告どうしても今月中に済ませておかねば。今月はこれ一冊につぎ込んでました。がんばりました。読書ってがんばるもんじゃないけどね。

私が読んだのはこちら。kindle unlimitedで全編読めるのは今のところこの版だけ。絶版になっているっぽい角川文庫版をゴマブックスが電子書籍として復刻したもの。中山省三郎訳。

連続テレビドラマを見るような感覚で読み進めていけば完走できます。

先達はアドバイスします。とにかく登場人物を片っ端からメモれ。愛称も含めてとにかくメモれ。一見さしたる重要人物じゃないのにあとから唐突に出てくるのが数名います。名前さえわかっていれば9割は勝ったも同然。

出てくる登場人物の大半がまあおのおのびっくりするくらいにマジ好き勝手なことをだらだらとまくしたてますので、人の話を聞く訓練だと思って読むと、なおよし。

で、この人たちは何をいったいだらだらとまくしたてているのかということを理解するためにも、この時期のロシア情勢をある程度おさえておいたほうが読みやすいと思います。私もそんなに詳しくないんですが、西欧発の合理主義や無神論が流れ込み、旧来慣れ親しんだロシアの制度や宗教観が破壊され共産主義国家へとロシアが染められていく歴史背景はなんとなく。

あと余裕があるなら事前に「罪と罰」を読んでおくと、世界観がより理解しやすいと思います。

それにしても女性でこの本を褒めてる人を寡聞にして知らないので男性向きの本なのかなあ。心揺さぶられるような感じや残るものはあったかと言われると、なくてね。考えさせられるポイントはあったので、いずれその話もできたらと。


武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。