2020/11/19-20（金）初もの

そばが好きなお年頃。十割打ちの秋そばを。お店でいただく十割そばは歯ごたえを残しつつもぼそぼそしてなくて、おそば食べてる感がたまりません。なお十割そばを味わったあとで二八そばをすするとなぜ昔の人が小麦粉をつなぎにしたのかよくわかります。口の中への滑り込みが絶妙にいい。どちらも大好きです。

新そばの季節になると例年必ずおそばが食べたくなるのに、旧そばと新そばの味の違い、まったくわかってません。縁起ものとして楽しみにしている感じ。おいしければ何でもいいやん。たぶん香りがいいんだよ。そんな気がする。

新米の違いはなんとなくわかるんですけどね。でもこれも気のせいのレベルかもしれない。このもちもち感がたまらないとか言いたいのですけれど、銘柄によってはそこまででもないかなっていう新米も。

そんな違いのわからない女が今年ついに、初めてボジョレー・ヌーヴォーに手を出してしまいました。しかも解禁日の19日にですよ！……まああの、セブン・イレブンのレジ前にちょうど良いサイズのが置いてあったから知らずに買っただけなんですけどね。250㎖などというサイズ展開があったとは。

えっと。おいしかったです。おわり。

いやほんとわかんない、わかんないけど、ワインとしては私好みの軽さで、一口目にお花のような華やかな香りが広がり、ジュースみたいにすいすい入っていきました。うん、これ少量サイズでよかった。調子にのって飲みすぎるやつ。

ただ大騒ぎするのはわからない。フランスの方が収穫を祝ってお祭りにするのはわかるけど日本人まで騒ぐのはわからない。隙あらば騒ぎたい人達が少なからずいるからなあ。

でもそんなふうに斜に構えるのをやめてしまえば、新そばも新米もボジョレー・ヌーヴォーも、違いわかんないけど、ぜんぶぜんぶ、おいしい。日本酒もそろそろ初しぼり。

こういう時期だからこそミーハーな心持ちに身を任せて少しでも気持ちをあげていきたい。