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2020/12/21-22(火)あのドラマについに手を出してしまう


この年の瀬ついに『愛の不時着』に手を出してしまいました。韓国の連続ドラマを見るのはこれが初めて。映画は5年に1度くらいのペースで見るんですが、登場人物の性格の癖やストーリー展開のあまりのベタさがいまいち性にあわんのです。かといって頑とした食わず嫌いもよくないので評判のものは見るようにしてたり。

もっとやみつきになる感じになるかと思ったらそうでもないので拍子抜けしているもののなんだかんだで見続けるくらいには面白いです。完走はすると思うけどたぶん年またぎ。日本の役者やお笑い芸人、アスリートを数名足しあわせて1.1とか0.9とか掛けた後、も一度人数で割ったような顔の人たちがいっぱいでてくるのも楽しいです。

それにしても、顔は可愛いのにヒロインの態度、不快とまではいかないんだけどなんとも言えないイライラを感じるのはなぜだろう。あれ?これと同じ感覚を昔どこかで味わった記憶があるぞ…… あ、わかった、これ『家出のドリッピー』だ。

その昔この英語教材を購入した同級生が、あまりにドリッピーがえらそうで腹立つからみんなも聴いてとクラスに持ち込み、仲間全員でドリッピーにいら立つという、本来の英語教材としての使われ方を全くされなかった哀れなカセットテープのことを思い出しました。

数十年ぶりに味わうこの感覚を懐かしく思いながら見ていたのに、話が進むにつれヒロインが徐々にしおらしくなってきたのでちょっと残念です。

荒唐無稽でご都合主義な展開に、感情表現がいちいち大げさで必要とあらば呆れるくらいにすらすらと嘘をつく登場人物たち。でも話の流れはダイナミックで伏線はとてもロマンティック。こういうのほしいでしょ、ってところをピンポイントでついてくる。理性のフィルターをすり抜け感情の深いところに直接訴えかけてくる感じが強いから、中毒になる人はなるかもしれないなあ。

作ろうと思って作れるもんじゃないと思います。すごい。



武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。