2021/1/19-20(水)SNS時代と向正面
大相撲初場所は結局毎日観ています。思うところは多々あれどやはり土俵は面白く、今場所も目が離せません。今日は11日目。1敗で優勝争いの先頭を走る平幕の大栄翔は去年からずっと躍進の兆しを見せていた押し相撲の力士でして、今場所このまま優勝しても全くおかしくない若手成長株です。ぜひともこのチャンスをものにしてほしいところです。
さてテレビ桟敷の人たちというものは難儀なものでして、カメラに映り込むちょっとしたものにも心をざわつかせてしまいがち。今場所も話題になっている人がいるようです。
テレビでお茶の間に流されたが最後、たとえ素人だろうが格好の素材としてネット民に共有され、暇つぶしのおもちゃとしてさんざ消費され尽くすというこの現実。このSNS社会においてはもはや宿命として受け入れるしかなさそうです。
それにしてもさ。いつも思ってるんですよね。テレビに映るのが分かっているのに向正面で応援する人たちって一体どういう人たちなんだろうかと。
お相撲を見るだけなら正面席のほうがいいんじゃないの。トランプさん・安倍さんも正面から観戦してたもんね。そもそもお相撲って360度縦横無尽に動き回るんですから東でも西でも面白さと迫力は変わらないんじゃないかと。
純粋に観戦というだけで考えたときの向正面のメリットって、東西の花道に最も近く、塩を取りに分かれる力士の様子を正面から楽しめるという点かしら。
でもさ毎回毎回必ずテレビに映るよ。かなり目立つし嫌でも気が向いちゃう。抵抗感とか恥ずかしいとかないのかね。商売をやってらっしゃる方であれば公共の電波に便乗して自分やお店の宣伝になるからメリット大だと思うけど。
まあ大なり小なり目立ちたがり屋さんたちなんだろうと思ってなるべく見ないふりしてます。騒ぐと思うツボな気がしてね。
一つだけ言いたいのは向正面に座って観戦するなら力士タオルを掲げるのはやめてほしいです。他の席でやって。
武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。