見出し画像

2020/11/22-23(月祝)11月場所が終わっちゃったよ


あああああ。今年最後の場所だったのに私の中では「あっさり」終わってしまいました。千秋楽の結びの一番と優勝決定戦、どちらも素晴らしかったのに。白熱したのに。ああもう日本シリーズとかぶったせいだ。

照ノ富士のもぎとるような渾身の相撲も、貴景勝の悲願だった大関初優勝を決めるにふさわしい圧巻の相撲も、余韻をしみじみかみしめる間もなく6時から日本シリーズが始まってしまいましたからね。14日目と千秋楽の記憶、ぼんやりとしかないんです。記憶というものはいくどとなく反芻することで深く刻まれるものなのですね。

今日は祝日ですから明日改めて振り返り余韻をかみしめなおそうと思います。北勝富士の後半戦の捲り上げ、お見事でした。あと逸ノ城は7敗したとこから本気出すのをいい加減やめてほしいです。夏休みの宿題か。

貴景勝は自身2度目の優勝。ちなみに大関の優勝自体が稀勢の里(当時大関)以来、21場所連続でご無沙汰だったとのこと。一人ですべての重圧を担う立場におかれ、押し相撲一本を武器に一年の締めくくりよく責務を果たしたなあと思います。

インタビューの冒頭で「好きでケガをするわけではないので」といったようなことを口にしたのは、おそらくケガで早々に離脱せざるを得なかった他の二大関のことをおもんぱかってでしょうね。本人もケガで陥落を経験してますし。ああいうことを最初に言えるのが貴景勝らしいとこだなと。

押し相撲より四つ相撲派ということもあり照ノ富士を終始応援してきた私ですが、貴景勝の気迫の前ではもう何も……。照ノ富士は「最後に自分の弱さが出た」という発言をしています。それ弱さじゃないよ、もう膝が限界だったんだ仕方ないと外野は思うけど、そんな紙一重のところで精神的に勝負している人たちなのだと思うとただただ圧倒されるばかり。両力士とも最高でした。

そして今場所も無事に終わってなによりでした。




武者修行中です。皆様に面白く読んでいただけるような読み物をめざしてがんばります。