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【人の一生は短い】

こんにちは。
秋も近づいてきたので、おセンチになっているたまやまです。


いきなりですが先日(と言っても数か月前ですが)、元同僚が亡くなり、告別式に出席してきました。
彼は先輩でしたがとても気さくで、非常によくしていただいたこともあり、人付き合い皆無な私にしては珍しく参列をしました。
夏の暑い日でしたので喪服があまりにもしんどく、「もうちょっと涼しくなるまで頑張ってほしかった……」とか悪態をついていましたけど。
 
亡くなる一週間くらい前にお見舞いをしてきたんですよね。
連絡が回ってきて、最期の機会になるかもしれないとのことで。
声は元気そうに見えましたが明らかに身体は不調そうで、「これがきっと最期なんだろうな」と思いながら会話をしてきました。
勿論そんなことは言いませんでしたが、「また麻雀しに行こうね」という言葉が実現することはないんだろうなって。


私は『生の短さについて』(著:セネカ)を愛読書のひとつとしており、「人間の人生は非常に短い」ことを常に念頭に置きながら過ごしています。
特に社会人になってからの時間の速度は異常といってもいいほどで、いつの間にか数十年が経過しているなんてザラでしょう。
彼によると、人間にとっての至高の時間は「観照活動(思索)」に費やされるべきであり、単純労働はまさに奴隷にさせるべきものであるとのことです。

私は社畜戦士として企業の犬となり奉公しておりますが、この生き方が果たして「人間らしい在り方なのか?」と聞かれると首肯しかねます。
仕事自体が楽しく、成果を上げられ、自己肯定感も上がり、感謝されるような仕事だったらずっと続けていきたいものですが、残念ながらまごうことなき完全なブルシットジョブです。


人間のエネルギーは年を経るごとに減っていきます。
これは抗うことができないもので、ゆえに「若いうちは経験を積め」と老害の皆さんが仰るわけですが、一面的には正しい部分もあるんですよね。
 
私も自分の行く末について「色々考えないとアカン時期に差し掛かってきたかもなぁ」と、棺に眠る彼に別れを告げながら、しみじみ思う次第でした。
人生の総決算は如何にあるべきかについて思いを馳せ、今回は筆を置くことにします。


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