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【「無職」という働き方】

kindleアンリミテッドで読書をしているのですが、『寝そべり族マニュアル なるべく働かないで生きていく』(著:ゆるふわ無職)という本を読みました。
これが中々の名著だった……。
「働きたくない人」「がむしゃらに働くことに違和感のある人」「資本・消費主義に疲れている人」はぜひお読みください。

生産性がああだこうだとよく言っていますが、私は働くのが超嫌いです。
ひたすらに効率を求めるのはあくまでプライベートだけの話。
仕事の時間は何もせず、ひたすら目立たないように省エネしています。
 
なぜなら、プライベートの作業に全集中力を注ぎたいから。
人間の一日に使えるドーパミン量は限られているのが定説です。
そのエネルギーを朝活と夜のちょっとした余暇時間に使いたいわけですね。
 
これは私が成果型の営業職とかではないというのも理由の一つです。
頑張って成果を上げたところで、やりがい搾取みたいになる構造なんですね。
となると「静かな退職」をするのがベストになってしまうんですよ……。

「人生100年時代の攻略方法はできるだけ長く働くこと」
これは間違いなく正解だと思います。
それを前提に「得意な分野で仕事をすること」があらゆる職業本で推奨されています。
なぜなら、人生100年時代で苦手な仕事を続けるのは苦痛でしかないからです。
「好きな分野」は嫌いに転換する可能性が大いにありますが、「得意な分野」はほぼ間違いなく今後も得意でしょう。
身についている技術みたいなものですから。
私の場合、得意と思われる文筆業で何かしらの活動を続けるのが大事なのかもしれません。

そもそも、会社での残業=時給労働なので会社員はどこまで行っても本質的に豊かになることは出来ません。
これは『21世紀の資本(著:トマ・ピケティ)』で明らかにされた「r(資本収益率)>g(経済成長率)」という有名なやつですね。
いくら働こうが、資本(おかね)を大量に所有して運用している人に労働者は勝てない。
哀しいけれど、これを腹から理解する必要があります。
 
故に私はなるべくモノにお金を支払わず、余ったお金を金融資産に投資する。
消費しなければ、労働する必要もない。
結局、ミニマリストみたいな生き方に辿り着きました。

人生はまだまだ長いです。
自分の生き方を見つめなおす機会も、たまには必要かもしれませんね。


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