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世界はまだまだ面白い!#59 小さな字

金融商品、融資、通販商品のTVCMを、ご覧になったことがある人ならわかると思いますが、必ず広告画面の下に、普通では読めない「小さな字」で、「リスク」、「使用上の注意点」等々が、「一瞬」だけ映ります。書かないと問題になるから書くんでしょうが、視聴者に内容が届くかどうかは疑問です、というより、届いたら判断を躊躇することが予想されるので小さく表示するのでしょう。

現役の頃、分厚い英文契約書を最初から最後まで「一言一句」読んでサインをしていましたが、2社間の契約を相手側に作らせたら、ろくなことはありません。説明を受けてない事、到底同意していない事が、山のように記載されています。議事録に至っては、ある事、ない事、合意したことになっています。入社以来、「人を見たら泥棒と思え」の環境で育ってきた私は、昔から「一言一句」読むことに心がけてきました。上の役職になればなるほど、目を通さないで「サイン」をする方が多いので、担当者は、余計に気を遣ってください。また、上の役職になっても、「隅から隅まで」目を通してください。貴方が「ファイナル・ディフェンス」です。

広告では、「小さな字」の箇所、契約書は「最初から最後の頁まで」しっかり読んでください。「面倒くさい」と思ってもやらないと、後から、「もっと面倒くさい」ことに巻き込まれます。

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