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世界はまだまだ面白い!#118 硬貨

前回の#117で「紙幣」について書きましたが、「硬貨」は日本では両替出来ないので現地で使い切ってしまいましょう。空港には、募金箱もありますから寄付も出来ます。さて、私自身もアンティークですが、行く予定の無い場所で、たまたま手に入れた、アンティークな「ローマ時代の硬貨」を、今でも大切に取ってあります。

今から、35年ほど前に、中東担当としてアテネ駐在していた頃、しばしばロイヤルヨルダン航空を使って、アンマン乗り換えで、中東各地に出張していました。ある時、乗り換えが出来ずに(当時は、良くあることですが)、アンマン空港で夜遅く、1人になってしまった事がありました。古い空港で、次々に窓口が消灯されていく中、パスポートコントロールの係官と長い交渉の末、VISAを手に入れて空港から外に出ました。深夜の空港には何もなく、片言のアラビア語で、タクシーの運転手にホテルを探してもらい無事にチェックイン、翌日、夕方まで時間があったので、チャンスだと思い、乗り合いバスで、「ジェラシュ」の遺跡に向かいました。シリアの「パルミラ」も素晴らしい遺跡ですが、こちらも負けず劣らずに素晴らしい遺跡です。

当時は、観光客は皆無で、案の定「貸し切り」状態でしたが、十分に見学して帰る際に、物乞い?の子供たちが、ローマ時代の「硬貨」を売りつけに来ました。仕方なく買ってあげて、持ち帰ったのが、今、家にあるのです。私は、絶対に「本物」だと信じて疑いませんが、家族は誰も信用していません。一回「鑑定団」に見てもらわなきゃな。

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